「墨にとけていく心(おもい)−石原獨往展」アンフォルメル中川村美術館

  • 2025/8/7
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「墨にとけていく心(おもい)−石原獨往展」アンフォルメル中川村美術館

名称:「墨にとけていく心(おもい)−石原獨往展」アンフォルメル中川村美術館
会期:2025年8月23日(土)〜2025年9月15日(月)
会場:アンフォルメル中川村美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:火曜日、水曜日
    火曜日・水曜日が祝日の場合は開館
入場料:一般 400円、高校生以下 無料、障害者手帳提示と付き添い1名 200円
住所:〒399-3801 長野県上伊那郡中川村大草2124
TEL:0265-88-2680
URL:アンフォルメル中川村美術館

毛筆の長い歴史を経て、私たちは鉛筆の使用からシャープペンシルに移って筆圧の要を失い、さらにワープロのシステム登場によって「書く」ことの本義から遠ざかってきました。今日では、身体性を持たない言語的空間が広がり、「書く」ことと「打つ」こととが同義になろうとしています。
紙と筆と墨による「書」は、身体から腕、指へと、心にひそむ思念が伝わって、墨を含んだ筆の先、白い紙に言葉が現れます。
書家・石原獨往は紙に彫刻するがごとく筆を持ち、触覚と身ぶりの深度を上げ、書きながら言葉を生み、そこに心を露わにします。「書道」に抗い、視覚が字形を写す指導を脱却し、長く教育の場で、書の核心と自己表現、希望を持つことを伝えてきました。
当館の名に冠する「アンフォルメル」の表現は、制作の行為性や絵画の触覚性を強調し、描くことを根本から問い直そうとした試みでもありました。今回、それらのラディカルな作品を収蔵する異形の建築空間で、ひとすじに歩を進めながら展開する石原の表現の魅力を紹介します。

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