特別展・樂歴代「繋 -歴史の狭間を支えた人々-」樂美術館

  • 2025/8/12
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特別展・樂歴代「繋 -歴史の狭間を支えた人々-」樂美術館

名称:特別展・樂歴代「繋 -歴史の狭間を支えた人々-」樂美術館
会期:2025年8月9日(土)~2025年12月21日(日)
会場:樂美術館
時間:10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:月曜日(但し 祝日は開館)
観覧料:一般 1,200円
    大学生 1,000円
    高校生 500円
    中学生以下 無料
住所:〒602-0923京都府京都市上京区油小路通一条下る
TEL:075-414-0304
URL:樂美術館

初代 長次郎 赤樂茶碗 銘 逸馬 覚々斎・碌々斎 箱書付 個人蔵
初代 長次郎 赤樂茶碗 銘 逸馬 覚々斎・碌々斎 箱書付 個人蔵

伝統を守り、創造へと結びつける。歴史はそうして時代を開いてきました。中でも、血筋を繋ぎ代の継承を果たして、伝統を守り続けた家があります。
京都で450年間「一子相伝」の伝統を守る樂家は、その典型的な継承のあり方と言えます。樂家は、たった一人の子息が伝統を受継ぎ、作陶の全工程を己一人でこなしてきました。弟子を持たず、職人の分業を一切行わず、そのあり方は現代の作家性に近いとも言えます。しかし、順風満帆に450年を経てきたわけではありません。
一子相伝の樂家も跡継ぎの途絶える危機に幾度か見舞われています。子息を授からず養子をとる代もあれば、病弱の兄に代わって、弟が代を継続することもありました。さまざまな苦労や困難を父と子、母、娘、兄弟がそれぞれの立場で支え、その伝統を現代にまで繋げてきたのです。樂美術館には、そうした一子相伝の狭間を支え次代に繋げた人々の作品が残されており、作品を通し細やかな家族の情愛をも感じられます。
本展覧会では「一子相伝」のあゆみと共に、その狭間で「家族」として歴代を支え繋げてきた人々の奮励の軌跡に焦点を当てます。

妙修 五代宗入・娘/六代左入・妻 赤樂筒茶碗 左入 箱書付
妙修 五代宗入・娘/六代左入・妻 赤樂筒茶碗 左入 箱書付
尼焼 初代長次郎もしくは二代常慶・妻 黒樂茶碗 元伯宗旦・久田不及斎 箱書付
尼焼 初代長次郎もしくは二代常慶・妻 黒樂茶碗 元伯宗旦・久田不及斎 箱書付
妙修 五代宗入・娘/六代左入・妻 父娘合作 草花絵赤樂四方香合 銘 貴妃 覚々斎 直書 如心斎・啐 斎・而妙斎 箱書付
妙修 五代宗入・娘/六代左入・妻 父娘合作 草花絵赤樂四方香合 銘 貴妃 覚々斎 直書 如心斎・啐 斎・而妙斎 箱書付

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