「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」TOTOギャラリー・間

  • 2025/8/14
  • 「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」TOTOギャラリー・間 はコメントを受け付けていません
「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」TOTOギャラリー・間

名称:「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」TOTOギャラリー・間
会期:2025年11月21日(金)〜2026年2月15日(日)
会場:TOTOギャラリー・間
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜日、祝日(11月23日(日・祝)は開館)、12月29日(月)〜1月7日(水)
入場料:無料
主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄、
委員:貝島桃代/平田晃久/セン・クアン/田根 剛
協力:京都府立大学 森田一弥研究室後援一般社団法人 東京建築士会
   一般社団法人 東京都建築士事務所協会
   公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部
   一般社団法人 日本建築学会関東支部
   公益社団法人 日本建築士会連合会
住所:〒107-0062東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
TEL:03-3402-1010
URL:TOTOギャラリー・間

《サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン》 イギリス、ロンドン 2025年 © MTA
《サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン》 イギリス、ロンドン 2025年 © MTA

TOTOギャラリー・間では、バングラデシュのダッカを拠点に活動するマリーナ・タバサム・アーキテクツ(MTA)の展覧会「People Place Poiesis(ピープル プレイス ポイエーシス)」を開催します。
MTAを率いる建築家マリーナ・タバサム氏は、気候や文化、伝統に根差した建築を手がけるだけでなく、自然災害や貧困等で苦しむ人々への支援に取り組んできました。例えばダッカ市内に設計した「バイト・ウル・ロゥフ・モスク」(2020年アガ・カーン建築賞受賞)では、地域の土を焼成したレンガと幾何学を用いて、静謐な光をたたえ風が通り抜ける祈りの空間を創出し、爆発的な拡大を続ける過密都市において多様な人々が集う寛容な建築を実現しています。また、国全体の約7%が河川に覆われ、洪水で国土の約1/3が水没することもあるバングラデシュにおいて、住む場所を失った人のためにMTAが考案した可動式の住宅「クディ・バリ」(現地語で「小さな家」の意味)は、地域の人々の手により短期間で組み立て・解体することができ、洪水発生時のシェルターとしても機能します。MTAが立ち上げた財団F.A.C.E(The Foundation for Architecture and Community Equity)は、国内各地でクディ・バリを提供するだけでなく、ユニットを組み合わせることで、ロヒンギャの難民キャンプにおけるコミュニティセンターなど幅広い用途の建物に応用しています。こうした活動と作品が評価され、マリーナ・タバサム氏は2024年にTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出、2025年の「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」※1の設計者に選ばれるなど、MTAの活動にいま世界から注目が集まっています。
本展では、「人々」「土地」、そして創作や詩作を意味する「ポイエーシス」をテーマに、彼女たちの作品と活動を、模型や映像、インスタレーション等で紹介します。中庭はMTAオリジナルの「クディ・バリ」をバングラデシュから輸送し立ち上げるとともに、京都の里山で実践を行う建築家の森田一弥氏と京都府立大学森田研究室協力のもと、日本の素材と技術で翻案した「日本版クディ・バリ」を新たに制作し、展示します。
マリーナ・タバサム・アーキテクツが、バングラデシュという土地で人々とともにつむぎあげてきた建築の物語を、ぜひご覧ください。

《クディ・バリ》 バングラデシュの各地 2020年~ © Asif Salman
《クディ・バリ》 バングラデシュの各地 2020年~ © Asif Salman

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る