「なんという目だ! ―北斎にはこう見える―」北斎館

「なんという目だ! ―北斎にはこう見える―」北斎館

名称:「なんという目だ! ―北斎にはこう見える―」北斎館 
会期: 2025年10月11日(土)~12月7日(日)
開館時間:午前9時~午後5時 ※ご入館受付は閉館30分前まで
料金: 大人1,200円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
休館日:会期中無休
会場:北斎館
住所:〒381-0201長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL:026-247-5206
URL:北斎館

「冨嶽三十六景」より「山下白雨」北斎館所蔵
「冨嶽三十六景」より「山下白雨」北斎館所蔵

生涯何万点もの絵を描いたという北斎は、凄まじい描写力の持ち主だ。同時に鋭い「目」の持ち主でもある。北斎が描く動物や植物は、今にも動き出しそうなほどの躍動感と生命力に満ち溢れている。北斎は空に渦巻く雲や、矢のように勢いよく降り注ぐ雨、雲間を一瞬で駆け抜ける雷などをも、自身の目を通し掴み取ることができる絵師だった。
読本挿絵などに見られる爆発によって弾き起きる凄まじい閃光の表現は、モノクロ作品であるものの、思わず目を覆いたくなるような眩しささえ感じさせる。これら作品に見られる狂いのないデッサン力、描写力には驚かされるが、それも北斎のものをとらえる鋭い「目」の賜物だろう。この展覧会であなたもきっと口にしてしまうことだろう。
「北斎の目はなんという目だ!」

「なんという目だ! ―北斎にはこう見える―」北斎館
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『冨嶽百景』より「夕立の不二」北斎館所蔵
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北斎漫画 七編 阿波の鳴戸 北斎館所蔵
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『今様櫛きん雛形』より 櫛のための波のデザイン 北斎館所蔵
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『今様櫛きん雛形』より 櫛のデザインのための 波のイメージ 北斎館所蔵
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葛飾北斎『富嶽百景』「海上の不二」
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「冨嶽三十六景」より「駿州江尻」北斎館所蔵
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