「柴田是真ー対柳居から世界へー」東京黎明アートルーム
- 2025/9/4
- 東京
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名称:「柴田是真ー対柳居から世界へー」東京黎明アートルーム
会期:2025年9月15日(月)〜2025年10月31日(金)
会場:東京黎明アートルーム
開館時間:10:00 〜 16:00
休館日:9月23日、10月3日・19日は休館
入場料:一般 800円、20歳未満 無料
住所:〒164-0003 東京都中野区東中野2-10-13
TEL:03-3369-1868
URL:東京黎明アートルーム
特別展「堺の竹工芸家たち ―前田竹房斎と田辺竹雲斎―」【第27回堺市所蔵美術作品展】では、堺で活躍した竹工芸の二江戸に生まれ、明治の東京を生き、漆芸と日本画の両方の分野で名を残した柴田是真(1807~1891)。当館所蔵品と個人コレクションから初公開作品約30点を含む約100点を選び展観します。
柴田是真は江戸両国に生まれ、11歳で古満寛哉に入門して蒔絵を学び始め、蒔絵の下絵を描くために16歳で鈴木南嶺に入門して江戸円山派の画も習い、さらに24歳で京都へ遊学して四条派の岡本豊彦にも師事しました。江戸に帰ると浅草橋に居を構えて「対柳居」と名付け、それ以来2階の6畳の細工場で没するまで作品を作り続けました。
明治維新後は明治政府が初めて参加したウィーン万博への出品に始まり、内外の博覧会・展覧会へ出品し、パリ万博で金賞を受賞するなど日本だけでなく世界を魅了して、最初の帝室技芸員にも任命されました。日本画と漆芸を融合させた漆絵を発明し、優れた絵画性によってデザイナーとしても知られています。
本展では「対柳居」伝来とみられる新出の写生・粉本類によって、その制作の真の姿に迫るとともに、下積み時代の作品にも光を当てます。江戸文化の洒脱さを体現して海外で高い評価を受ける是真作品と、その真摯な制作姿勢にも思いをはせながら、ひとときをお過ごしいただけたら幸いです。








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