「没後50年 清水比庵とその交流」小杉放菴記念日光美術館
- 2025/9/19
- 栃木県
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名称:「没後50年 清水比庵とその交流」小杉放菴記念日光美術館
会期:2025年10月4日(土)〜2025年11月30日(日)
会場:小杉放菴記念日光美術館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 730円、大学生 510円、高校生以下 無料
住所:〒321-1431栃木県日光市山内2388-3
TEL:0288-50-1200
URL:小杉放菴記念日光美術館

清水比庵(1883-1975)は岡山県上房郡高梁町(現高梁市)に生まれ、京都帝国大学(現京都大学)法学部卒業後、司法官や銀行員の職を経て、大正13(1924)年、古河電気工業に入社、その4年後には日光に赴任しました。昭和5(1930)年から日光町長として9年間3期にわたり、観光課の設置やスケートリンクの新設、温泉源の開発など今日までの観光行政の基礎を築き上げ、昭和33(1958)年に旧日光市において小杉放菴(1881-1864)らと共に初の名誉市民に推挙されます。
比庵が本格的に歌人として歩み出したのも日光の地からであり、昭和3(1928)年から二荒短歌会を主催、その後も短歌雑誌「二荒」を刊行し同雑誌の表紙画を放菴に依頼しました。多くの画家らと交流を持った比庵ですが、特に弟の三渓と設立した「野水会」で賛助を得た日本画家、川合玉堂(1873-1957)とは互いに「先生」と呼び合いながら交友を深めていきました。
歌・書・画を独学ながら、その非凡な才能を発揮し年齢を重ねるごとに独自の芸境を深め昭和41(1966)年の84歳の時には宮中歌会始の召人に選出され、「今良寛」と呼ばれるなど、全国に多くのファンが生まれました。
本展では当館開館時より寄贈、寄託いただいた比庵の書や絵画作品26点に加え拓本、資料、そして放菴の作品を展示し、玉堂との交流についてもご紹介いたします。没後50年を迎えるにあたり、「毎日佳境」を標語に歌・書・画の三芸と向き合った清水比庵の軌跡を辿っていきます。








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