創設750年記念 特別展「金沢文庫本 ―流離(さすら)う本の物語―」神奈川県立金沢文庫

  • 2025/9/23
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創設750年記念 特別展「金沢文庫本 ―流離(さすら)う本の物語―」神奈川県立金沢文庫

名称:創設750年記念 特別展「金沢文庫本 ―流離(さすら)う本の物語―」神奈川県立金沢文庫
会期:2025年11月14日(金曜日)~2026年1月18日(日曜日)
会場:神奈川県立金沢文庫
休館日:毎週月曜日(ただし11月24日(月曜日・祝日)・1月12日(月曜日・祝日)は開館)、
   11月25日(火曜日)、12月28日(日曜日)~令和8年1月5日(月曜日)、1月13日(火曜日)
観覧時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
主催:神奈川県立金沢文庫 名古屋市蓬左文庫
協力:徳川美術館 東京大学史料編纂所 日本古文書学会 横浜市金沢区役所
住所:〒236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町142
TEL:045-701-9069
URL:神奈川県立金沢文庫

創設750年記念 特別展「金沢文庫本 ―流離(さすら)う本の物語―」神奈川県立金沢文庫
創設750年記念 特別展「金沢文庫本 ―流離(さすら)う本の物語―」神奈川県立金沢文庫

 750年ほど前、鎌倉幕府の執権北条氏の一族である北条実時は、和漢の貴重な典籍を国内外から積極的に蒐集し、それらを収めるために、「金沢文庫」と呼ばれる文庫(ふみくら)を創設しました。この文庫に収められた蔵書群は、のちに“金沢文庫本”と呼ばれるようになります。鎌倉幕府の滅亡とともに金沢北条氏も運命を共にしますが、その後「金沢文庫」は金沢北条氏の菩提寺である称名寺の管轄下に置かれ、同寺の遺産とともに、現代に至るまで守り伝えられていきます。
 室町時代以降、“金沢文庫本”は、貴重であるがゆえに多くの権力者より求められ、散逸の危機に直面することとなります。 “金沢文庫本”に強い関心を寄せ、積極的に蒐集した人物に徳川家康がいます。家康が蒐集した“金沢文庫本”を含む優れた古典籍は、後に尾張初代藩主となる息子義直へ「駿河御譲本」として受け継がれ、その多くは現在、名古屋市蓬左文庫に納められています。
 本展はこのような経緯のもと、日本が世界に誇る古典籍“金沢文庫本”を守り伝えてきた両館が連携して、蔵書を守り伝える営為とその歴史的意義を紹介するものです。金沢文庫には蓬左文庫に伝わる重要文化財の金沢文庫本5件が、すべて里帰りします。

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