生誕120年「村井正誠展 色のやどり・形のうぶすな」和歌山県立近代美術館

  • 2025/9/26
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生誕120年「村井正誠展 色のやどり・形のうぶすな」和歌山県立近代美術館

名称:生誕120年「村井正誠展 色のやどり・形のうぶすな」和歌山県立近代美術館
会期:2025年9月27日(土)~2025年11月30日(日)
会場:和歌山県立近代美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日(祝休日の10月13日、11月3日、11月24日は開館、翌火曜日に休館)
観覧料:一般 800円(640円)
    大学生 500円(400円)
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※同時開催の「MOMAW コレクション 名品選」及び「MOMAW コレクション 現代の美術」 も観覧可能
    ※高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料
    ※毎月第4土曜日(9月27日、10月25日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
    ※第1日曜日(10月5日)は無料。ただし11月は「和歌山県ふるさと誕生日」の11月22日(土)を無料とし、11月2日は有料
    ※11月15日(土)、16日(日)は「関西文化の日」として無料
住所:〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL. 073-436-8690
URL:和歌山県立近代美術館

村井正誠《強そうな人》1989年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《強そうな人》1989年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵

岐阜県大垣市で1905年に生まれ、1999年までほぼ一世紀を生きた画家・村井正誠は、幼い頃に和歌山県へ移り住み、豊かな自然と文化の中で育ちました。とりわけ小学生から中学卒業までの多感な時期を過ごした新宮市で、絵を描き、陶芸を楽しみ、建築の設計もする西村伊作と友人たちが体現していた創造の喜びにあふれる生活から大きな刺激を受けました。画家を目指すようになった村井は、西村が自由な教育を実現するために東京・神田駿河台に創立した文化学院で美術を学び、卒業後はフランスに渡って制作を始めます。
フランスでの村井は、絵を描くかたわら美術館や博物館、教会や遺跡、現代美術ギャラリーなどを巡り、古代から現代まで、さまざまな場所に生きた人間の表現に触れ、学びとることに努めました。そしむらいまさなりて鮮やかな色彩とのびやかな生命感を秘めた形を獲得し、そののちの制作を通じて独自の絵画を追究し続けます。
彼が生涯を通じて求めてやまなかったものは、画家の個性の表出にとどまらず、国境を越え、あらゆる時代の人に通じる表現としての抽象絵画でした。だからこそ、描かれた時から長い時間を隔ててなお、私たちの心を動かし続けることができるのでしょう。本展では、それぞれの作品が持つ鮮烈な魅力とともに、彼とその芸術を育んだ土壌の豊かさを感じてみてください。

村井正誠《黒い線》1957年 油彩、キャンバス 世田谷美術館蔵
村井正誠《黒い線》1957年 油彩、キャンバス 世田谷美術館蔵
村井正誠《アラブの窓》1929年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《アラブの窓》1929年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《ロンバルディア》1929年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《ロンバルディア》1929年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《スエズの朝》1932年 油彩、キャンバス 村井正誠記念美術館蔵
村井正誠《スエズの朝》1932年 油彩、キャンバス 村井正誠記念美術館蔵
村井正誠《クリジフィ》1947年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《クリジフィ》1947年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《聚落》1941年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《聚落》1941年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《四つのパンチュール No.1》1940年 油彩、キャンバス 世田谷美術館蔵
村井正誠《四つのパンチュール No.1》1940年 油彩、キャンバス 世田谷美術館蔵
村井正誠《母と子》1950年 油彩、キャンバス 個人蔵
村井正誠《母と子》1950年 油彩、キャンバス 個人蔵
村井正誠《風の中の除幕式》1968年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《風の中の除幕式》1968年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵

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