ギャラリー展「海の光-五浦/日立/米国:岡倉天心・田中信太郎・宮山正光」茨城県天心記念五浦美術館
- 2025/10/29
- 茨城県
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名称:ギャラリー展「海の光-五浦/日立/米国:岡倉天心・田中信太郎・宮山正光」茨城県天心記念五浦美術館
会期:2025年11月11日~2025年11月16日
会場:茨城県天心記念五浦美術館 展示室B・C
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:会期中無休
入場料:無料
住所:〒319-1703 茨城県北茨城市大津町椿2083
TEL:0293-46-5311
URL:茨城県天心記念五浦美術館

概要:茨城県天心記念五浦美術館では、ギャラリー展「海の光-五浦/日立/米国:岡倉天心・田中信太郎・宮山正光」を開催する。本展は、明治の美術思想家岡倉天心、現代美術家田中信太郎、そしてそのアシスタントであり後継者の宮山正光という三者を、茨城県北の海と光を軸に結び直す企画である。五浦の波濤と断崖に魅了され自邸と六角堂を築いた岡倉天心は、自然の力を芸術思想へと昇華させた。戦後前衛の旗手として日立市を拠点に活動した田中信太郎は、金属や工業素材を用いたオブジェとインスタレーションを通じ、地域と現代を接続する造形世界を展開した。宮山正光は田中の精神を受け継ぎ、絵画と立体を融合させた作品で、土地の記憶と抽象的な空間感覚を描き出している。三人の創作の根底には、太平洋の光と波、そして土地に刻まれた時間が流れており、五浦に建つ美術館という場で、それぞれの表現が響き合う構成となっている。
作家略歴:
岡倉天心(Okakura Tenshin 1863–1913)
横浜に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)の創設に尽力。1903年に五浦に居を構え、日本美術院を設立。近代日本美術の理論的支柱として、東洋美術の精神を世界へ発信した。晩年はアメリカ・ボストン美術館に招かれ、東洋美術部長として活動。著書に『東洋の理想』『茶の本』などがある。
田中信太郎(Shintaro Tanaka 1940–2019)
東京都立川市生まれ。戦後前衛運動ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズに参加し、1960年代後半からミニマルで構造的な作品を展開。日本初期のインスタレーション作家として知られる。サンパウロ・ビエンナーレ(1971年)やヴェネチア・ビエンナーレ(1972年)に出品し国際的に活動。日立市を拠点に、素材と空間の関係を探求する作品を発表した。
宮山正光(Masa Miyayama 1958–)
茨城県北茨城市生まれ。1978年に渡米し、1987年までアメリカで制作活動。帰国後、田中信太郎のアシスタントを務める。絵画と立体を融合させた作品を表参道画廊などで発表し、2020年以降は地元・北茨城市を拠点に活動。繊細な造形と抽象的な構成によって、光と空間の対話を追求している。
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