開館25周年記念特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」えさし郷土文化館

開館25周年記念特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」えさし郷土文化館

名称:開館25周年記念特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」えさし郷土文化館
会期:令和7年11月1日(土)~令和8年2月8日(日)
会場:えさし郷土文化館
開館時間:9時30分~16時00分
休館日:令和8年1月1日(その他、会期中無休)
入場料:記載なし
住所:〒023-1101 岩手県奥州市江刺岩谷堂字小名丸102-1
TEL:0197-31-1600
URL:https://www.esashi-iwate.gr.jp/bunka/

概要:
えさし郷土文化館の開館25周年を記念して開催される特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」は、近世の江刺郡(現・岩手県奥州市江刺)に拠点を置いた仙台藩岩谷堂足軽の活動を中心に、北方防備の実像を多角的に紹介するものである。江刺郡は仙台藩領の北端に位置し、盛岡藩との藩境防備の要として、元和8年(1622)以来、岩谷堂に足軽が配置された。以後、藩政期を通じて組織は拡充され、明治維新まで続く。
幕末の安政2年(1855)には、ロシアの南下に備えるための蝦夷地警衛に参加し、足軽たちは白老元陣屋を拠点として国後島方面の防備や陣屋整備に従事した。厳しい自然環境の中、緊張に満ちた任務とともに、現地住民との交流も行われたことが史料から明らかになっている。
本展では、こうした史料群を通して、足軽たちの目線から見た東蝦夷地警衛の現実に迫る。また、白老町の仙台藩元陣屋資料館との学術交流を踏まえ、両地域を結ぶ歴史的関係を再評価する。展示にあわせ、関連講座も開かれ、来場者がより深く理解できる機会が設けられている。北方防備の歴史と「北の防人」たちの知られざる歩みに光を当てる企画である。

開館25周年記念特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」えさし郷土文化館
開館25周年記念特別企画展「北の防人たち―岩谷堂足軽と蝦夷地警衛―」えさし郷土文化館

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