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名称：「藤澤武夫氏寄贈20世紀美術コレクション」玉川大学教育博物館
会期：2025年10月13日（月）〜2025年12月21日（日）
会場：玉川大学教育博物館
開館時間：9:00〜17:00（入館は16:30まで）
休館日：日曜日（ただし11月9日・12月21日は開館）、11月10日（月）〜11月14日（金）
入場料：無料（事前予約不要）
住所：〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL：042-739-8656
URL：玉川大学教育博物館

概要：
本展「藤澤武夫氏寄贈20世紀美術コレクション」は、1984年に本田技研工業株式会社（ホンダ）元副社長・藤澤武夫（1910–1988）氏から寄贈された20世紀美術コレクション112点を総合的に紹介する初の展覧会である。藤澤氏は創業者・本田宗一郎とともに同社を世界的企業に育てた経営者でありながら、芸術を深く愛した文化人でもあった。企業経営のかたわら多くの芸術家と交流し、息子の藤澤知之氏と共に絵画・彫刻を中心とした幅広い作品を収集した。
本展では、藤澤氏が寄贈したコレクションを9つのテーマに分け、20世紀美術における多様な表現と素材の革新、そして国際的な芸術運動の潮流を多角的に紹介。絵画・彫刻・オブジェ・版画など、時代と地域を超えた作品群が展示され、美術の新しい価値観が形成された20世紀の芸術的息吹を体感できる内容となっている。
藤澤氏は玉川学園の創立者・小原國芳（1887–1977）の教育理念に共鳴し、教育と芸術の融合を志した。その思いは寄贈コレクションを通して今も息づき、教育博物館の展示活動を支える貴重な文化的財産として継承されている。

作家略歴：
藤澤武夫（ふじさわたけお／1910–1988）
東京都生まれ。実業家・文化人。本田宗一郎とともに本田技研工業株式会社を創業し、経営戦略を担う副社長として同社を世界的メーカーへと導いた。芸術・文化への理解も深く、美術・文学・音楽など多方面にわたって支援を行い、多くの芸術家と交流した。1984年には玉川大学教育博物館へ20世紀美術作品112点を寄贈。生涯を通じて、教育と芸術の調和を重んじる精神を体現した人物として知られる。