「イヌリーナ 1st SOLO EXHIBITION」―すべての犬が幸せでありますように―」Gallery SPACE 8510-2

名称:「イヌリーナ 1st SOLO EXHIBITION」―すべての犬が幸せでありますように―」Gallery SPACE 8510-2
会期:2026年1月8日(木)~2026年1月12日(月)
会場:Gallery SPACE 8510-2
開館時間:12:00~18:00(最終日は17:00まで)
休館日:なし
入場料:無料
住所:〒111-0054 東京都台東区鳥越1-12-1
URL:Gallery SPACE 8510-2
概要:
動物造形作家・イヌリーナ(行本淳子)による初の個展「イヌリーナ 1st SOLO EXHIBITION ―すべての犬が幸せでありますように―」は、命ある存在の温もりと静かな時間をテーマにした立体作品を展示する展覧会である。イヌリーナは石粉粘土や樹脂、レジンなど多様な素材を用い、犬をはじめとする動物たちの小さな息づかいや仕草を丁寧にかたちにしてきた。
創作の原点は、17歳で亡くなった愛犬との別れにある。介護と喪失を経て、作家は「命を形として残す」という思いから動物造形を始めた。以後、犬、カバ、ヤギ、ウシなど身近な生きものをモチーフに、生命の尊厳と静けさを併せ持つ表現を追求している。作品に登場する動物たちは、穏やかな眼差しと柔らかな存在感を湛え、触れるような温度を感じさせる。指跡や筆致の痕跡がそのまま残る表面には、作家が動物と向き合い続けた時間の記録が刻まれている。
本展では、これまで制作してきた代表的な立体作品を一堂に紹介し、生命へのまなざしを再確認する場として構成。リアリズムと詩的感性が交錯する作品群は、観る者に「いのちのかたち」とは何かを静かに問いかける。イヌリーナの創作は、単なる動物造形を超えて、愛情、記憶、癒しといった普遍的なテーマを内包しており、本展はその原点と現在をつなぐ節目となる。








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