令和7年度冬期特別展「尼寺造営-西隆寺跡出土木簡重要文化財指定記念-」平城宮跡資料館

名称:令和7年度冬期特別展「尼寺造営-西隆寺跡出土木簡重要文化財指定記念-」平城宮跡資料館
会期:2025年12月11日(木)~12月21日(日)
会場:平城宮跡資料館 企画展示室
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
入場料:無料
住所:〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南4-6-1
URL:平城宮跡資料館

概要:
本展は、西隆寺跡から出土した木簡75点が重要文化財に指定されたことを記念し、そのうち16点の実物を中心に展示する特別企画である。西隆寺は称徳天皇の勅願により建立が進められた尼寺で、西大寺と対をなす寺院として造営されたものの、その実像は長く不明瞭で「まぼろしの尼寺」とも呼ばれてきた。昭和40年代以降の発掘によって姿が徐々に明らかになり、特に東門付近の土坑から多数の木簡が出土したことが決定的な手がかりとなった。これらの木簡には、人夫への食料支給、帳簿、諸国からの貢進荷札、智識銭付札など、奈良時代後期の寺院造営を具体的に物語る記録が含まれ、寺院史・社会経済史の両面から極めて重要な史料価値を有している。本展では、これらの貴重な文化財に直接触れる機会を提供し、古代寺院の復元的理解と文化財保護の意義について考える場となる。
関連イベントとして、特別講演会「尼寺造営-西隆寺木簡重要文化財指定記念-」を開催。西隆寺造営の歴史的背景や木簡が示す社会構造を多角的に読み解く内容となり、古代奈良の文化的広がりへの理解をさらに深める機会となる。
特別講演会
日時:2025年12月13日(土)14:00~16:35(受付13:30開始)
会場:平城宮跡資料館 講堂
定員:250名
参加費:無料(事前申込制)








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