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名称：企画展 「菅野陽と浜田知明 銅版画の夜明け前」茅ヶ崎市美術館
会期：2025年12月13日(土)～2026年2月23日(月・祝)
会場：茅ヶ崎市美術館
開館時間：10:00～17:00（最終入場16:30）
休館日：月曜日、2025年12月29日～2026年1月3日、1月13日※2026年1月12日および2月23日は開館
入場料：一般400円（300円）、大学生200円（100円）、市内在住65歳以上200円（150円）、高校生以下・障がい者および介護者無料
住所：〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
TEL：0467-88-1177
URL：茅ヶ崎市美術館

概要：
1950年代、日本の銅版画界が本格的に拡大する直前の「夜明け前」に焦点を当て、環境が整わない中で新しい表現へ果敢に挑んだ二人の銅版画家、菅野陽と浜田知明を紹介する企画展。素材・技法を学ぶ場が限られた時代に、菅野は複雑な線と面から構築される人体表現に取り組み、研究者としても銅版画史を支えた。一方、浜田は戦争体験に基づく鋭い分析と社会批評をユーモアを交えて描き、『初年兵哀歌』シリーズで国際的評価を確立。銅版画黎明期の熱気と二人の軌跡を辿る。

作家略歴：
菅野陽（1919–1995） 茅ヶ崎ゆかりの銅版画家。複雑な線と面の構成を特徴とし、人体を主題にした作品を多数制作。研究者として銅版画史の体系化にも貢献し、技法研究と表現の両面で戦後日本の銅版画に影響を与えた。
浜田知明（1917–2018） 1950年に銅版画制作へ本格的に着手し、戦争体験から生まれた『初年兵哀歌』シリーズで注目を集める。社会と人間への批評性をユーモラスに表現し、鋭い視点で戦後日本の版画史を切り開いた国際的評価の高い作家。