「篠田桃紅 金と銀─光の彩り」岐阜現代美術館

「篠田桃紅 金と銀─光の彩り」岐阜現代美術館

名称:「篠田桃紅 金と銀─光の彩り」岐阜現代美術館
会期:2026年1月9日~2026年3月27日
会場:岐阜現代美術館
開館時間:9:30~17:00
休館日:第2・第4土曜日、日・祝日
入場料:一般500円 高校生以下無料 団体400円 障害者手帳提示者と付添1名無料
住所:〒501-3939 岐阜県関市桃紅大地1
TEL:0575-23-1210
URL:岐阜現代美術館

前衛書から出発し、水墨による抽象表現を一貫して探求した篠田桃紅(1913–2021)の創作の中でも、金や銀を用いた作品群に焦点を当てる展覧会。1956年からの渡米は桃紅にとって決定的な転機となり、日本の前衛書と欧米の抽象芸術が響き合うなかで独自の抽象表現が確立された。一方で、墨・日本の風土・伝統文化が自身にとって不可欠なものであることを再認識し、帰国後の1970年代以降にはそれらが洗練された形で作品に結実する。金や銀の素材は水墨と異なる装飾性を持ち、墨線の表情を豊かにし、特に時間とともに色味が変化する銀は、日本的な繊細さと優美さを象徴する重要な要素となった。本展では、墨の濃淡に金銀を重ね、多様な表現を試みた作品を通して、桃紅が追究した「光」「時間」「装飾性」の世界に迫る。

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