特別陳列「英国サットン・フー船葬墓と藤ノ木古墳-ユーラシア東西の未盗掘墓-」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

名称:特別陳列「英国サットン・フー船葬墓と藤ノ木古墳-ユーラシア東西の未盗掘墓-」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
会期:2025年12月13日(土)~2026年1月18日(日)
会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は開館し翌日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
入場料:大人400円 学生(大学生・高校生)300円 小人(中学生・小学生)200円
住所:〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2
TEL:0744-24-1185
URL:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
本特別陳列は、日本列島とユーラシア大陸の西端に位置するブリテン島で発見されたサットン・フー船葬墓と、日本の藤ノ木古墳という、ほぼ同時代に築かれた二つの未盗掘墓を比較することで、古代ユーラシア世界における権力と国際交流のあり方を読み解く試みである。
サットン・フー船葬墓は、船上に墓室を設け、船全体を墳丘で覆うという壮大な構造を持ち、豪華な副葬品からアングロサクソン時代の王墓と考えられている。本展では写真パネルを中心にその成果を紹介する。一方、奈良県の藤ノ木古墳は、日本列島における数少ない未盗掘古墳として知られ、国際色豊かな副葬品を通じて当時の広範な交流を物語る。
両者を対照することで、大陸との位置関係、副葬品の国際性、新たな宗教が伝来する社会環境など、ユーラシア東西に共通する歴史的背景が浮かび上がる。遠く隔たった地域に築かれた二つの墓は、古代世界が想像以上に連関していたことを静かに語りかけてくる。








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