「フォンタネージイタリアの光心の風景」京都国立近代美術館

アントニオ・フォンタネージ《朝》1855－58年トリノ市立近現代美術館蔵　画像提供：トリノ博物館財団

名称：「フォンタネージイタリアの光心の風景」京都国立近代美術館
会期：2026年7月18日(土)～2026年10月4日(日)
会場：京都国立近代美術館
開館時間：10:00～18:00（金曜日は20:00まで）
休館日：月曜日（月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館、展示替期間・年末年始休館）
入場料：未定
住所：〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
TEL：075-761-4111
URL：京都国立近代美術館

アントニオ・フォンタネージ《水車小屋》1858－59年<br>トリノ市立近現代美術館蔵　画像提供：トリノ博物館財団 — アントニオ・フォンタネージ《水車小屋》1858－59年
トリノ市立近現代美術館蔵　画像提供：トリノ博物館財団

概要：
明治初期に工部美術学校で教鞭を執り、日本近代洋画の黎明期に大きな影響を与えたイタリア人画家アントニオ・フォンタネージの画業を包括的に紹介する展覧会。フォンタネージは、日本では「お雇い外国人画家」として知られる一方、ヨーロッパ美術史の文脈では、バルビゾン派やターナーの影響を受けながら、詩情豊かで内省的な風景画を生み出した独自の画家として評価されている。本展では、トリノ市立近現代美術館およびトリノ博物館財団の協力のもと、初期から晩年までの作品を通してその独創性に迫るとともに、日本の門下生や次世代のイタリア作家の作品を交え、フォンタネージの影響と遺産を多角的に読み解く。

アントニオ・フォンタネージ《静寂》1860年頃<br>トリノ市立近現代美術館蔵　画像提供：トリノ博物館財団 — アントニオ・フォンタネージ《静寂》1860年頃
トリノ市立近現代美術館蔵　画像提供：トリノ博物館財団

作家略歴：
アントニオ・フォンタネージ。1818年イタリア生まれ、1882年没。19世紀イタリアを代表する風景画家。1876年に来日し、工部美術学校で浅井忠、小山正太郎、松岡寿らを指導し、日本洋画の基礎形成に寄与した。詩情に満ちた光と空気感の表現を特徴とし、イタリアと日本双方の美術史に重要な足跡を残している。