《月の方がまだ近い》、1620×1303mm、和紙、岩絵具、水干絵具、2025

名称:「荒井颯子 Further Explorations」FOAM CONTEMPORARY
会期:2026年1月17日(土)~2026年2月4日(水)
会場:FOAM CONTEMPORARY
開館時間:11:00~19:00(最終日は18:00まで)
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1
URL:FOAM CONTEMPORARY

概要:
荒井颯子の個展「Further Explorations」は、伝統的な日本画の技法を用いながら、映画のワンシーンのような物語性を帯びたイメージを描き出す近年の制作を紹介する展覧会である。2025年春から初夏にかけて行われた韓国での滞在制作を通して、自然と人工物、建築的構造と有機的曲線といった対比的要素をより意識的に組み合わせる試みが深化した。また、言語や文化の距離を体感した経験は人物表現にも変化をもたらし、これまでのバストアップ中心の構図から全身像へと展開している。本展では、十数点の新作に加え、学部卒業制作である200号超の大作《飛び込むには寒すぎる》を3年ぶりに公開し、荒井颯子の一貫した主題と表現の広がりを提示する。

作家略歴:
荒井颯子は1999年京都府生まれ。多摩美術大学大学院日本画研究領域を2025年春に修了。伝統的な日本画の技法を基盤に、映画や小説のような物語性を帯びた情景表現を特徴とする。近年は国内外での滞在制作や個展を通じて、人物表現や空間構成の探究を続けている。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「愛でたい美術」岡田美術館
  2. ミニ展示「名所をめぐる 浮世絵の中の街道と旅」栗東歴史民俗博物館
  3. 「館蔵 茶道具取合せ展」五島美術館
ページ上部へ戻る