名称:35周年記念 春展「満月白磁と花と」高麗美術館
会期:2023年4月1日〜2023年5月30日
会場:高麗美術館
開館時間:10時~17時(入館受付は16時30分まで)
休館日:毎週水曜日(休祝日と重なる場合は開館し、翌日休館)
入場料:一般 500円(400円)
大高生 400円(320円)
※( )内は団体20名以上の料金です。
※特別展は別料金です。
※障害者手帳ご提示の場合、ご本人様と付添1名まで無料。
※団体解説も承っております。お電話でお問い合わせの上、申込書を印刷して、郵送またはFAXしてください。
※中学生以下は無料です。
※65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢の確認できるものをご提示ください)
住所:〒603-8108京都府京都市北区紫竹上岸町15
TEL:075-491-1192
URL:高麗美術館
35周年を記念する今年の展覧会は、春、夏、秋の3回にわたり創設者・故鄭(てい)詔(しょう)文(ぶん)氏(1918~1989)が蒐集したおよそ1700点の朝鮮半島の美術工芸品からよりすぐってご覧いただきます。鄭詔文コレクションは青銅器や瓦などの考古資料から各時代を代表する絵画や書画、仏教美術、そして螺鈿漆器や華角といった木工家具や民具など多岐にわたります。その中で朝鮮通信使に関する美術品3点は「ユネスコ世界の記憶」(2017年)に指定されています。鄭が妻の呉連順(1935~2019)と仕事の苦労を共にしながら、収蔵品のすべてを日本の地で収集し、朝鮮半島専門の美術文化研究所を併設した日本初の美術館を設立したことは公益財団法人高麗美術館の最大の特徴と言えます。1925年に6才で鄭は両親と京都に移り住み、生涯一度も訪れることのなかった故郷への想いは、京都の一軒の店先で邂逅(かいこう)したひとつの白磁に込められています。朝鮮半島の古から近代にいたる名もなき人々の民衆芸術や、王宮の官職による手仕事など多岐にわたる美術作品の背景には私達と同じように美しいと感じる心が有ります。そして高麗美術館の設立には鄭とともに朝鮮半島の美術や文化を通して季刊誌『日本のなかの朝鮮文化』を発行した日本の知識人たちとの交流が礎となっていました。今展覧会では鄭が京都で出会った人々との連帯や高麗美術館で出会う朝鮮半島の美を季節の移り替わりを通して楽しんでいただければと思います。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。