名称:「線を楽しむ」都城市立美術館
会期:2023年3月14日〜2023年5月7日
会場:都城市立美術館
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日休館(月曜日が祝日の場合、その翌日が休館)
入場料:無料
住所:〒885-0073宮崎県都城市姫城町7-18
TEL:0986-25-1447
URL:都城市立美術館
線からは、モノのかたちや文字の意味だけではなく、筆先の動き方や勢い、重さ、軽さなども読み取ることができます。
絵画や書は、現代では別のものとして扱われがちですが、江戸時代以前の日本では「書画」として一つの概念で扱われていました。これは、「絵画と書は、同じ筆を使って生み出されるので根本的に一緒である」という考え方が、中国から日本へ広まったからでした。一方、西洋では線は色彩と相対するものと考えられており、絵画においてどちらが重要か長年論争されてきました。開国による西洋文化の流入で、日本において「書画」が絵画と書へ分かれ、新たに「美術」や「芸術」というカテゴリーが誕生したあとも、それぞれが独自の視点で、線と向き合いながら発展しつづけています。
本展覧会では、絵画や書を中心に、彫刻やインスタレーションも交えながら、芸術作品で表される線について、「筆の動き」や「線と色彩」など様々な視点からご紹介します。
また、高嶺格のインスタレーション作品「憂鬱のアンギラス」も、約3年ぶりに高校生ボランティアの手を借りて再展示します。
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