名称:鈴木貴博×日野友暉 「この星の記憶」ANEWAL Gallery 現代美術製作所
会期:2023年05月13日(土) 〜 2023年06月04日(日)
会場:ANEWAL Gallery 現代美術製作所
時間:12:00~19:00
休館日:月・火・水曜日
料金:無料
住所:〒602-0065 京都市上京区挽木町518 路地内
TEL:072-245-6201
URL:ANEWAL Gallery 現代美術製作所
現代美術家・鈴木貴博と、新人作家・日野友暉による世代を超えた二人展を開催します。
1990年代から世界各国の様々な場所で「生きろ」と書き続けるプロジェクトで知られる鈴木貴博。彼は2011年の東日本大震災以降、「日曜絵画」というシリーズ名で、同一フォーマットのカンバスに、奔放なイメージの溢れる作品群を制作し続けています。2022年には、本展の会場・現代美術製作所において、同シリーズから「絵画への旅」をテーマに選び出した作品による個展を開催しました。
一方、今回が初の展覧会となる日野友暉は、若干19歳。ボールペンを用い、発想の赴くままに制作する細密画のようなドローイングには、密林を思わせる陰影に富んだ空間に、まどろむ幼児や謎めいた生き物たちの姿が独特な浮遊感を伴って描かれています。
「日曜絵画」のシリーズにおいて、自分の見た夢や潜在意識から湧き出るイメージを描いてきた鈴木が、デッサン教室の教え子であった日野のドローイングに自分と良く似た制作のプロセスを見出し、強い共感を覚えたのがきっかけとなり、このたびのニ人展が実現しました。
「この星の記憶」と題した本展では、鈴木貴博の「日曜絵画」のシリーズから、前回とは異なるセレクトで作品を紹介するとともに、描き下ろしの新作も含め、全てが初めての発表作となる日野友暉のドローイングを展示します。
また会期中には、二人によるギャラリートークも開催いたします。
無限に豊かなイメージの湧き出す水源のように、私たちの潜在意識の底には、この星に住む生き物に共通の古い記憶が宿っているのかもしれません。世代もキャリアも表現のタイプも異なりながら、お互いの制作方法や表現に対する共感とリスペクトによって結ばれた二人の展覧会。どうぞこの機会にご高覧ください。
※オープニングレセプション:5/13(土)17:00~19:00
鈴木貴博
1999 個展「生きろfactory」西陣北座(京都・西陣)
2001「IKIRO」クレーラーミュラー美術館(オランダ・アーネム)
2007 個展「IKIRO」クンストラーハウス・ベタニエン(ドイツ・ベルリン)
2013 野外常設作品「北極星入口駅」能勢電鉄100周年記念事業 (兵庫・妙見山)
2014 個展「生きろ美術館展」福岡市美術館
2018 野外常設作品「我々はどこから来てどこへ向かっているのか」(大阪・初谷渓谷)
2019「Noise of Silence」Golden thread Gallery(北アイルランド・ベルファスト)
2020 個展「この星に生まれて」優秀賞絵本原画展 星と森と絵本の家(東京・三鷹)
2022 個展「日曜絵画」展 現代美術製作所(京都)
他国内外で多数作品を発表
http://ikiro.net
日野友暉
2003年生まれ。近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻所属。中高では陸上競技部。
高校時代に絵画教室で鈴木氏のデッサンの授業を受講しており、卒業後も交流が続いていたことから本展開催に至る。
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