染谷香理「isolation」ナカジマアート

染谷香理「isolation」ナカジマアート

名称:染谷香理「isolation」ナカジマアート
会期:2023年5月11日(木)~2023年5月24日(水)
開館時間:11:00 〜 18:30
休館日:会期中無休
入場料:無料
会場:ナカジマアート
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3階
TEL:03-3574-6008
URL:ナカジマアート

日本画家染谷香理氏の新作個展です。本展のタイトル「isolation」は「孤独」「孤立」「隔離」といった意味があります。染谷香理氏の描く女性には意思があり、現代社会に立ち向かう女性の強さがあります。そして、その強さの裏には「孤独」や「孤立」があると言えます。
本展では「金魚」が、氏の新たなシリーズとして発表されます。無表情に漂う金魚は、感情の読めない女性像と重なり、数多くの金魚がいるにも関わらず孤独を強調させます。またその場所は水中なのか、水面なのか、画面に漂う息苦しさは、現代社会の息苦しさを表しているようです。氏は、金魚シリーズについてこのように記しています。「もともと社会とのつながりが少ない生活でしたが、コロナ禍でよりスタジオにこもる時間が増えました。そんな中、一人で考える時間が増え、心の中ではネガティブな感情とポジティブな感情が交互に繰り返されていました。特に、一人でいる時間が長いと、水の中に深く潜るようなネガティブな気持ちになりがちでした。加えて、実際に人と会って些細なことを話すことの素晴らしさを実感した時期でもありました。これらの作品は、そのような感情を金魚の動きや水の揺らぎになぞらえて描いたものです。」
今回は新たな金魚のシリーズを含め、女性像や植物画など十数点が並びます。染谷氏の描く、現在の女性像をぜひご覧ください。

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