名称:「モノクローム 描くこと」東京都渋谷公園通りギャラリー
会期:2023年7月22日(土)〜9月24日(日)
開館時間:11時~19時
※7月28日、8月4日、11日、18日、25日の金曜日は サマーナイトミュージアムにつき21時まで開館
料金:入場無料
休館日:月曜日(9月18日を除く)、9月19日(火)
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
住所:東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館 1F
URL:東京都渋谷公園通りギャラリー
モノクロームの限られた色の中で描かれる独自の世界観に注目し、描くことの本質を探ることをテーマに、絵画や立体など67点の作品を紹介します。出展作家は、岡元俊雄、高橋和彦、たぬきだshin、西岡弘治、平瀬敏裕、堀口好輝、吉川敏明の7名です。
描くという行為には、形があることも、形がないこともあります。道具をつかい、線や面で形を描くことも、心の中にイメージを思い描くことも、どちらも「えがく」と言うように、この言葉が表す行為には広がりがあります。一方、モノクロームと言うと、単色やグラデーションによる表現が思い浮かびます。しかし、色が限られていたとしても、表現の多様さが失われることはありません。白黒のモノクロームに限ってみても、画材や描き手の違いから、作品には無限に違いが生まれます。白から黒への変化の中には様々な幅のグラデーションがあり、真っ白や真っ黒に見える時でも、僅かな色味の差が美しい陰影をもたらし、わたしたちの記憶の中にあるイメージを誘い出します。モノクロームは、シンプルだからこそ奥深く魅力的です。
本展では、モノクロームの限られた色の中で描かれる独自の世界観に注目し、木炭やペン、ニードルなどの画材や道具を用いて対象を描き出したり、針金など描画には用いられることの少ない素材で形づくられたりする作品や、記された言葉や記号によってイメージが立ち現れてくる作品を紹介します。条件を絞ることで強いコントラストをもって見えてくる様々な表現から、描くことの意味をどこまで広く深く探ることができるでしょうか。作品を前に、わたしたちの心の中へ豊かな創造と想像の世界を思い描くことからはじめてみたいと思います。
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