「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」美術館「えき」KYOTO

「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」美術館「えき」KYOTO

名称:「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」美術館「えき」KYOTO
会期:2023年9月9日(土曜日) ~ 10月29日(日) ※会期中無休
   前期:9月9日(土)~10月3日(火)
   後期:10月4日(水)~10月29日(日)
   ※着物「煮綛芭蕉布」10点は、前期・後期で前・後ろ身頃を替えて展示します。
開館時間:午前10時~午後7時30分
   入館締切:閉館30分前
入館料(税込):一般 1,000円(800円)
    高・大学生 800円(600円)
    小・中学生 600円(400円)
    ※( )内は前売料金。「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
特別協力:芭蕉布織物工房、喜如嘉の芭蕉布保存会、大宜味村
協力:公益在団法人 大倉文化財団 大倉集古館、沖縄県大阪事務所、京都沖縄県人会、太田はるの
企画:株式会社オフィスイーヨー
企画協力:株式会社東京画廊
写真:比嘉厚(つは写真館)、鍋島徳恭(家庭画報)
住所:〒600-8555京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町JR京都伊勢丹7F
TEL:075-352-1111
URL:美術館「えき」KYOTO

「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」美術館「えき」KYOTO
「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」美術館「えき」KYOTO

今時こんな美しい布はめったにないのです。いつ見てもこの布ばかりは本物です ― 柳宗悦
芭蕉布とは、亜熱帯を中心に分布する植物「糸芭蕉」の葉柄からとれる繊維を材料とした沖縄を代表する織物のことです。第二次世界大戦後に消滅しかけた芭蕉布を、生まれ育った大宜味村喜如嘉おおぎみそんきじょかで、糸芭蕉の畑を自ら復活させ、工房を作り、現代へと繋いだのが人間国宝・平良敏子でした。
芭蕉布は、3年ほどかけて糸芭蕉を育てることからはじまります。収穫後の糸づくりから、染め、織りまで、膨大な時間をかけ、30近い工程を経て完成していきます。この貴重な芭蕉布は、喜如嘉の女性たちの努力と熱い志によって、今も大切に受け継がれています。
本展では、芭蕉布の着物、帯、裂地や資料など約70点にわたり展覧いたします。
糸が織りなす透けるような風合い、古くから伝わる琉球藍や車輪梅の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界など、沖縄の伝統文化である美しい手仕事の魅力を存分にお楽しみください。
平良敏子 略歴
1921年(大正10年) 沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉に生まれる
1946年(昭和21年) 岡山県倉敷市にて外村吉之介に師事
1963年(昭和38年) 喜如嘉に本格的な芭蕉布織物工房を開く
1972年(昭和47年) 県指定無形文化財 芭蕉布の保持者に認定
1974年(昭和49年) 「喜如嘉の芭蕉布保存会」の代表となる
「喜如嘉の芭蕉布」が重要無形文化財に指定
2000年(平成12年) 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
2021年(令和3年) 百寿を迎え、なおも芭蕉布の制作や後継者の育成に努める
2022年(令和4年) 9月13日、逝去

煮綛芭蕉布 琉装着物「黄地 絽織 経縞」
平成16年/喜如嘉の芭蕉布保存会
©つは写真館 比嘉厚
煮綛芭蕉布 琉装着物「黄地 絽織 経縞」 平成16年/喜如嘉の芭蕉布保存会 ©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 帯地「藍コーザー アササ」
平成/芭蕉布織物工房 ©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 帯地「藍コーザー アササ」 平成/芭蕉布織物工房 ©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 裂地 「小鳥」 平成/芭蕉布織物工房
©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 裂地 「小鳥」 平成/芭蕉布織物工房 ©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 着物「一玉 小鳥」
昭和58年/芭蕉布織物工房
©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布 着物「一玉 小鳥」 昭和58年/芭蕉布織物工房 ©つは写真館 比嘉厚
平良敏子肖像写真
©鍋島徳恭 ©家庭画報
平良敏子肖像写真 ©鍋島徳恭 ©家庭画報

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「平山郁夫のメッセージ」平山郁夫美術館
  2. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  3. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
ページ上部へ戻る