名称:「ルイーズ・ブルジョワ展」森美術館
会期:2024年9月25日(水)~2025年1月19日(日)
会場:森美術館
観覧料:未定
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀から21世紀にわたって活躍した最も重要なアーティストの一人です。70年にわたるキャリアの中で、ブルジョワは感情や心理状態の多面性をさまざまなメディアで表現し、感情の起伏と稀有な造形力を融合させた孤高の作品群を生み出してきました。本展は、ブルジョワの日本における27年ぶりの大規模個展として、絵画、版画、素描、彫刻、インスタレーション、遺稿などを紹介し、その活動の全貌に迫ります。とりわけ1938年から1949年までの絵画作品の数々は、東アジアでは初めての紹介となります。この初期の絵画群は、その重要性が最近になってようやく認識されるようになりましたが、ブルジョワがその後数十年にわたって描き続けることになる造形と主題をすでに確立していることがうかがえる、大変興味深いものです。さらに、「蜘蛛」を題材としたシリーズを紹介することで、六本木ヒルズのパブリックアート作品《ママン》に込められた「母の愛」、「治癒の力」や「記憶」などのテーマを探求します。
「アートは心の健康を保証するもの」という自身の言葉が表すように、ブルジョワの生きることへの強い意志を表現する作品は、世界的なパンデミックによる健康危機の後、あるいは緊迫した国際情勢の下、私たちが直面するさまざまな課題を生き抜くための、重要なヒントを与えてくれるでしょう。
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