「ニューランドスカップ シュシ・スライマン 展」尾道市立美術館

「ニューランドスカップ シュシ・スライマン 展」尾道市立美術館

名称:「ニューランドスカップ シュシ・スライマン 展」尾道市立美術館
会期:2023年9月16日(土)〜11月12日(日) 
会場:尾道市立美術館
観覧料金:当日一般800円
休館日:月曜日(9月18日、10月9日は開館)
住所:〒722-0032広島県尾道市西土堂町17-19 千光寺公園内
TEL:0848-23-2281
URL:尾道市立美術館

渡り鳥の到来は風景を更新させ、そして渡り鳥自身もいつしかここの風景の一部になっていく。
なぜこの廃屋だったのか。なぜ尾道なのか。このプロジェクトを巡り、これから何が起きていくのだろうか。これまでもそうであったように、計画では捉え難い出来事の連鎖が起きていくことだろう。振り返ると一つ一つの出来事は「兆し」(マレー語でペタンダ)としてすでに現前していたのだった。アーティストの存在がすでに忘れてしまっていたものや失われゆくものへの入り口を開いていくかのようでもある。
マレーシアのアーティスト、シュシ・スライマンの尾道での10年間にわたる創作活動を展示する展覧会「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」を開催する。タイトルの「LANDSKAP」はマレー語で「風景」を意味するが、アーティストの想像力は文化的な基層にも及び、「LANDSKAP」は視覚的要素だけでなく、場の来歴、さらに場に潜在する不可視なエネルギーも包括したものとなっている。
本展は、アーティストと一棟のごくありふれた廃墟の出会いから始まったプロジェクトの深さと拡がりを、尾道市立美術館の空間と再生された廃屋の両方で同時に見ることができる絶好の機会となる。

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