吉野もも 「余白の深淵」OIL by 美術手帖

吉野もも 《余白の深淵 - 皿3》(2023)φ24.8cm×厚み3.4cm オーブンアートカラーズ、陶器

名称:吉野もも 「余白の深淵」OIL by 美術手帖
会期:2023年9月15日(金)~2023年10月9日(月)
会場:OIL by 美術手帖
開館時間:11:00 〜 21:00
休館日:会期中無休
オープニングパーティー:2023年9月16日(土) 17:00 から 19:00 まで
入場料:無料
住所:〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO2F
TEL:03-6868-3064
URL:OIL by 美術手帖

吉野もも《余白の深淵 - 皿1》(2023)φ27.4cm×厚み4.4cm アクリル絵の具、陶器
吉野もも《余白の深淵 – 皿1》(2023)φ27.4cm×厚み4.4cm アクリル絵の具、陶器

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、吉野もも「余白の深淵」展を開催します。
吉野ももは1988年東京都生まれ。2012年に多摩美術大学を卒業後、2015年に東京藝術大学大学院油画専攻を修了。現在は埼玉を拠点に活動しています。「空間との関係性を探りながら、絵画を拡張したい」と話す吉野は、西洋の線遠近法と東洋の空気遠近法を融合した、オプ・アートを彷彿とさせる作品を発表。折り紙をモチーフに、実際にそこに凹凸があるかのように描いた「Kamiシリーズ」や、90mを超える巨大な路面ペインティングなど、鑑賞者を作品自体の中に取り込む特異な作風を特徴としてきました。
吉野自身は子供の頃から、図鑑などのリアルな絵や、マウリッツ・コルネリス・エッシャーのだまし絵、襖絵など日本的な文化のなかにある独特な空間性に魅了され、さまざまな影響を受けてきたと語ります。
吉野は、モノとの関係性を探る作品を通して、日常に亀裂を入れるかのような新たな異空間の創出を目指しています。自身が収集した襖、陶器、めんこなど、日常の中に潜む古き良きモノを素材に用い、それぞれの図柄に、遠近法の奥行きを加えることで表出する余白のおもしろみに着目した新作を発表します。吉野のつくり出す余白のなかに身を置くように、ぜひ会場で作品の生み出す空気を感じてください。

吉野もも 《余白の深淵 - 皿3》(2023)φ24.8cm×厚み3.4cm オーブンアートカラーズ、陶器
吉野もも 《余白の深淵 – 皿3》(2023)φ24.8cm×厚み3.4cm オーブンアートカラーズ、陶器

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