特別展「スミソニアン国立アジア美術館の名宝 ~高精細複製品による里帰り~」大本山建仁寺

特別展「スミソニアン国立アジア美術館の名宝 ~高精細複製品による里帰り~」大本山建仁寺

名称:特別展「スミソニアン国立アジア美術館の名宝 ~高精細複製品による里帰り~」大本山建仁寺
会期:2023年10月13日(金) 〜 2023年11月03日(金)
会場:大本山建仁寺 本坊
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
料金:無料
   ※建仁寺への拝観料(600円)が別途必要です
主催:特定非営利活動法人京都文化協会、キヤノン株式会社
共催:スミソニアン国立アジア美術館
特別協力:大本山建仁寺
住所:京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
TEL:075-354-8195
URL:大本山建仁寺

貴重な文化財をデジタル技術と京都の伝統工芸の技で高精細に複製する「綴プロジェクト」。こちらで制作した作品から、アメリカのスミソニアン国立アジア美術館が所蔵する日本美術の高精細複製品19点を建仁寺を会場に特別公開します。
本展では、綴プロジェクト第16期作品として新たに制作した池田孤邨の《紅葉に流水・山景図屏風》、俵屋宗達の《扇面散図屏風》、そして狩野元信の《四季花木草花下絵山水図押絵貼屏風》の3点の高精細複製品を初公開。これに加え、これまでに綴プロジェクトで制作した、スミソニアン国立アジア美術館が所蔵する俵屋宗達や尾形光琳、葛飾北斎の作品16点を一挙ご紹介します。
スミソニアン国立アジア美術館所蔵作品は、設立者の遺言により門外不出(館外への貸出展示不可)とされているため、現地以外では鑑賞することができません。そのため本展は、所蔵施設からの持ち出しができない作品を高精細複製品の形とすることで日本への里帰りを果たす、貴重な機会となります。
また、複製品ということでオリジナルの文化財では難しいガラスケース越しではなく自然光の中での展示が可能に。歴史ある寺院という、作品が描かれた当時を彷彿とさせる環境での作品鑑賞をお楽しみいただけます。
普段は海の向こうにある貴重な文化財の数々を、この機会に間近でご堪能ください。
スミソニアン国立アジア美術館
1923年にアメリカのワシントン D.C.に設立された、アメリカ初の国立美術館で、フリーア美術館と隣接するサックラー・ギャラリーで構成される。所蔵作品の中心は、実業家チャールズ・ラング・フリーア氏(1854-1919)が収集した東洋美術で、中でも15,000点もの日本美術は世界屈指のコレクションとして知られる。寄贈主のフリーア氏の遺言により所蔵作品は門外不出とされ、現地訪問以外での鑑賞ができないものとなっている。
https://asia.si.edu
綴プロジェクト
オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、2007年より京都文化協会とキヤノンが共同で推進している社会貢献活動。海外に渡った作品や長期間の展示が難しい作品など鑑賞機会の限られた作品を中心に、キヤノンの先進デジタル技術と京都の伝統工芸士の匠の技の融合によるオリジナルを忠実に再現した超高精細複製品を制作している。制作した複製品は元の持ち主やゆかりの場所、博物館・美術館へ寄贈され、一般公開の他教育現場など様々な場面で活用されている。
https://global.canon/ja/tsuzuri/

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