特別展「濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地」古川美術館・分館 爲三郎記念館

濱田樹里「臨界の大地」(部分

名称:特別展「濱田樹里 日本画展 ~ 昇華の天地」古川美術館・分館 爲三郎記念館
会期:2023年10月21日(土)~12月17日(日)
休館日:月曜日
観覧時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
会場:古川美術館
主催:公益財団法人 古川知足会
後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、中日新聞社、日本経済新聞社、CBCテレビ、名古屋造形大学、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
協力:株式会社岩野平三郎製紙所、コバヤシ画廊 
入館料:古川美術館・分館爲三郎記念館共通券
   大人1,000円 (ArtSticker前売券:800円)
   高・大学生500円(ArtSticker前売券:300円)
   中学生以下無料
   ※販売期間は共通2023年10月2日(月)~12月7日(木)
住所:〒464-0066愛知県名古屋市千種区池下町2-50
TEL:052-763-1991
URL:古川美術館・分館 爲三郎記念館

濱田樹里 「地の起源」2012年
濱田樹里 「地の起源」2012年

花や自然を題材に制作する日本画家・濱田樹里。自然の姿形を借り“生命力”そのものが溢れ出すような大型作品は、色鮮やかで力強く、観る者を取り囲み、自身も自然の一部であった事を思い出させます。
濱田作品の源流となっているのが、幼少期に過ごしたインドネシアの赤き大地です。生命そのもののような赤い大地と熱帯の花々は、さまざまに姿を変えながら大地と天空を輪廻し、その循環の輪の中に生を享けたすべてのいのちが在るのだと、濱田の心に刻み込んだのでしょう。
2023年、濱田樹里が50歳という人生の節目を迎える本年。折に触れて関わってきた古川美術館で初の個展を開催します。濱田と古川美術館との関わりは2000年、古川美術館で開催した若手作家展シリーズ第1弾に『地の歌』を出品したことに始まります。その後第2弾(2004年)、第3弾(2009年)に出品し、第4弾(2021年)では、今の若手作家を選出する選者として参加しています。また、旭丘高校美術科から愛知県立芸術大学に進学し、学部の卒業制作(桑原賞を受賞)、大学院の修了制作のいずれも大学買い上げ賞になっています。また2012年第5回東山魁夷記念 日経日本画大賞展・大賞受賞で作家として大きな飛躍を遂げます。地元名古屋では、2010年名古屋市芸術奨励賞新人賞受賞、2012年名古屋市芸術創造賞、2013年愛知県芸術文化選奨文化新人賞受賞など着実に実力と実績を積み上げ、現在では、名古屋造形大学美術表現領域の教授として後進を育てながら、作家としても精力的に活動を続けています。
節目となる本展では「大地」「生命(いのち)」をキーワードに、大型作品の主題の移り変わりを展覧するとともに、濱田が大学院時代に制作した人物画「丹」や「心」など初期作品(初展示)なども加え、人物から大型作品へと濱田自身の昇華していくその様、その変化も捉えます。≪日本画家・濱田樹里≫の世界をどうぞご堪能下さい。

濱田樹里「陸の花」2003年
濱田樹里「陸の花」2003年
濱田樹里「臨界の大地」(部分
濱田樹里「臨界の大地」(部分

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 企画展 「『女流作家』―田村俊子と秋聲」徳田秋聲記念館
  3. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
ページ上部へ戻る