特別展「磯野宏夫絵画展 ~ 永遠の森 Eternal Forest」爲三郎記念館(古川美術館分館)

磯野宏夫「夜のオアシス」©Hiroo ISONO  DSCF0344

名称:特別展「磯野宏夫絵画展 ~ 永遠の森 Eternal Forest」爲三郎記念館(古川美術館分館)
会期:2023年10月21日(土)~12月17日(日)
会場:爲三郎記念館(古川美術館分館)
休館日:月曜日
観覧時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料:古川美術館・分館爲三郎記念館共通券
   大人1,000円 (ArtSticker前売券:800円)
   高・大学生500円(ArtSticker前売券:300円)
   中学生以下無料
   ※販売期間は共通2023年10月2日(月)~12月7日(木)主催:公益財団法人 古川知足会
後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、四日市市、四日市市教育委員会、中日新聞社、CBCテレビ、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
協力:エメラルドフォレスト
特別協賛:SMBC日興証券
住所:〒464-0066愛知県名古屋市千種区池下町2-50
TEL:052-763-1991
URL:古川美術館・分館 爲三郎記念館

磯野宏夫「ボルネオ 森への想い」©Hiroo ISONO  DSCF3101
磯野宏夫「ボルネオ 森への想い」©Hiroo ISONO  DSCF3101

作家の没後10年を偲び、作家最期の展覧会会場である爲三郎記念館を会場として、豊かな自然を愛し、生命の源である森を描き続けた愛知県稲沢市出身の磯野宏夫(1945 – 2013)の作品を展覧いたします。
磯野宏夫は愛知教育大学卒業後、デザイン会社に勤務を経てイラストレーターとして活躍しました。20代で沖縄の亜熱帯の森に出会い、後にアマゾンの熱帯雨林に魅了されて生命の源ともいえる森をテーマに、色彩美しく、細密に描き出してきました。その作品には、人間の力など到底及ばない偉大なる圧倒的な森の姿、何億年も昔から営まれてきた生命の神秘と恵みへの尊崇の念が込められています。磯野が生涯をかけて描き続けた森の作品は企業カレンダー、ポスター、ゲームのメインビジュアル、ジグゾーパズルなどにも起用され、今なお、その輝く生命の森の作品は、私たちの心に深く沁み込み、自然への畏敬の念を呼び起こしてきます。また磯野は、かつて工業都市として公害に苦しみながらも、工業と環境保全との両立に取り組み、美しい自然を取り戻した四日市市の広報誌の表紙絵を担当しました。それらの作品では、同地の人と自然とが共生する里山を、優しい眼差しで描き出しています。人が森を切り拓きながら文明を築き、生きてきた姿と、その人間を自然が許容し、優しく包み込む風景画は、これまでの圧倒的な森の姿にはない、やさしさに満ち溢れています。
本展では、磯野の晩年の作品「森の惑星シリーズ」17点とともに、磯野には珍しい、人里や近代都市を描いた里山風景14点を初めて一堂に揃えて展示いたします。
森の画家・磯野宏夫が、この豊かな自然が永遠に守られることを願って描き続けた作品を通し、今、注目されている、人と自然との共生の大切さと、生命を育む森の惑星・地球のすばらしさに、思いを馳せていただけましたら幸いです。

磯野宏夫「地球を包む熱帯雨林」©Hiroo ISONO DSCF3275
磯野宏夫「地球を包む熱帯雨林」©Hiroo ISONO DSCF3275
磯野宏夫「夜のオアシス」©Hiroo ISONO  DSCF0344
磯野宏夫「夜のオアシス」©Hiroo ISONO  DSCF0344

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「殿さまのスケッチブック」永青文庫
ページ上部へ戻る