「居場所はどこにある?」東京藝術大学大学美術館

「居場所はどこにある?」東京藝術大学大学美術館

名称:「居場所はどこにある?」東京藝術大学大学美術館
開催期間:2021年6月1日(火) – 6月20日(日)
開館時間:午前10時 – 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館 1・2階
観覧料:無料
主催:「居場所はどこにある?」実行委員会
助成:東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 2021
住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京藝術大学大学美術館

「居場所はどこにある?」東京藝術大学大学美術館
「居場所はどこにある?」東京藝術大学大学美術館

2020 年、新型コロナウイルスの蔓延という予想できない出来事によって、世界は不安と混乱に陥った。そして私たちは社会や国、民族など、自分が所属する場所についてこれまで以上に意識することになった。さらにソーシャルディスタンスによって同居の家族という共同体との関わりが深まる一方で、DV など、家庭が誰にとっても安全ではないことも表面化した。
展覧会「居場所はどこにある?」では、アートを通して私たちにとっての居場所について考える。多様なバックグラウンドを持つアーティストたちの表現は、自分にとっての居場所について、あるいは居場所がないこと、居場所を探していることについて物語る。
家族の形を制限する法律、機会の不平等を生む貧困と格差、クィアや外国人を排除する社会制度、独居老人への対応に苦慮する行政。作品を通して見えてくるさまざまな問題は、今まさに社会が直面している進行形の事象であり、既存の政治や慣習によって解決することはできない。これまでの仕組みや価値観を刷新し、時代を更新していく分岐点に私たちは立っている。
家族とは?コミュニティとは?アイデンティティとは?コロナ禍によって浮き彫りになった、自明ではない、しかし誰もが切望する安全な居場所の存在に改めて注目し、その問題と可能性について探る。未来への希望を見つけるために。

出品作家:磯村暖、UGO、岡田裕子、小林勇輝、竹村京 & 鬼頭健吾、中谷優希、室井悠輔、
MOM+I、松田修、リー・ムユン

キュレーター:荒木夏実 (東京藝術大学美術学部准教授)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る