「川人綾 やわらかい窓」日本橋三越本店

CU C/U_cccxxxv-cccxxxv_(w)_I 33.5 x 33.5cm 木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel 2023年

名称:「川人綾 やわらかい窓」日本橋三越本店
会期:2023年12月6日(水) ~ 2023年12月18日(月)
会場:本館6階美術 コンテンポラリーギャラリー 最終日午後5時終了
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

CU
C/U_dxxx-dxxx_(w)_III

53 x 53cm
木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel
2023年
CU C/U_dxxx-dxxx_(w)_III 53 x 53cm 木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel 2023年

絵画の歴史は、視覚の探究の歴史だったとも言えます。錯視効果の絵画における歴史は長く、遠近法、つまり奥行きの錯覚は、紀元前1200年頃のエジプト、サプタハ王の壁画で既に利用されています。錯視は主に脳の働きによるものですが、絵画における遠近法は人のものの見方に大きな影響を与えてきました。その中で、錯視に特化した美術の動向がオプティカル・アートです。視覚に強制的とも言える作用を及ぼすオプティカル・アートは、鑑賞者に普段はあまり意識することのない、視覚と認知のメカニズムを体感させます。
 脳の情報処理における計算理論という考え方は、視覚研究者のデビッド・マー(David Marr, 1945-1980)の『ビジョン(Vision)』という本において、初めて打ち出されましたが、デビッド・マーは視覚のそもそもの目的は、網膜上に落ちた2次元の画像から、外界の3次元の構造を推測することであると主張しました。網膜は3次元の世界から入ってくる光線を平面上に記録した2次元の画像であるため、3次元の世界が持っている情報がたくさん失われています。それゆえ、デビッド・マーの主張には、2次元の画像から3次元の構造を推測することは、非常に困難だという意味が含まれています。
2次元の画像から3次元の構造へ戻すには、拘束条件が必要と言われています。拘束条件とは、3次元の世界に関する前提知識です。この拘束条件を使うと間違うこともあり、錯視が起きます。この錯視効果が生み出す現実とイメージのズレは、人は脳が加工した限定的世界を見ているということを意味します。つまり、オプティカル・アートの錯視効果が引き起こす視覚的なズレによって、私達は脳を通して世界を把握しているということを感じることが出来るのです。
デビッド・マーの研究に影響を与えた一人、心理学者のベラ・ユレス(Béla Julesz, 1928-2003)は、両目で立体的な感覚を得る両眼立体視の仕組みを初めて系統的に研究しました。実際に人間が立体的に世界を見る時には、両眼立体視だけでなく陰影や動き、目の角度、目のレンズ調節なども手がかりに奥行きを把握しています。また、個人によってどの手がかりを使うか、かなりの違いがあると言われています。奥行き以外にも、イメージには色、形、動き、陰影、テクスチャー等の属性がありますが、それぞれを処理する独立のシステム、モジュールがあり、入ってくる画像を解析しているとベラ・ユレスの研究をきっかけに考えられるようになりました。
私の絵画、グリッド・ペインティングにおいては、奥行き、色、形、動き、陰影、テクスチャー等の、それぞれを処理するモジュールが同時に機能し、それらの情報を1つに統合されないような感覚を鑑賞者に与えることを目的としています。見る距離や角度、視線の動き、光の当たり具合によって常に情報が変化し、確固としたイメージを捉えられないような絵画です。
オプティカル・アートの絵画は、一般的に視覚的なズレを引き起こす要素の1つ1つが目に与える刺激が強いですが、私のグリッド・ペインティングでは、1つ1つの要素が目に与える刺激が比較的弱く、その代わり、現実とイメージのズレや印象のズレを引き起こす要素を多く持ちます。オプティカル・アートの絵画のように、視覚に強制的とも言える作用を及ぼすことはない為、鑑賞者は徐々にその視覚的なズレに気づきます。グリッド・ペインティングにおいては、鑑賞者が視覚的なズレに気づくまでにかかる少しの時間のあいだに、内的メカニズム、つまり奥行き、色、形、動き、陰影、テクスチャー等をそれぞれ処理する独立のシステム、モジュールの働きの存在を認めざるを得なくなるのです。

デビッド・マーは、奥行き、色、形、動き、陰影、テクスチャーといったものを別々に処理するモジュールを使い、例えば、明るさなら明るさだけの1つの手がかりから3次元世界の様子を復元することを初期視覚と呼びました。彼は、初期視覚で計算された各視覚のモジュールの出力を全体として統合した2次元画像と3次元立体モデルの中間的なスケッチが脳の中にあると述べ、これを「二か二分の一次元スケッチ」と呼びました。2次元の画像と3次元のモデルの中間という意味です。初期視覚のモジュールで出してきた結果を統合し、この「二か二分の一次元スケッチ」を作り出す機能を中間視覚と呼びました。彼は中間視覚に対して高次視覚という言葉を使い、この高次視覚では、3次元モデルが作られると考えました。しかし、この3次元のモデルを、どう獲得するかが非常に難しく、それに代わる理論として主流なのが「アスペクト(見え)」という考え方です。例えば、ある物体を見ていて、私達が多少、視点を変えると、画像は少し違って見えてきますが、見え方がひどく異なるということはありません。つまり、比較的単純な物体の場合、代表的な「見え」だけを幾つか取っておけば、他の見え方は回転や滑らかに変形することによって得られます。それゆえ、3次元物体がどのように見えるかを記録するために、完全な3次元モデルを脳の中に持っておく必要はなく、いくつかの方向から見たモデルだけで3次元の構造を再現できるということが分かってきています。つまり、対象を把握するという仕事は、それぞれの人間の脳によるところが大きいため、そこにはそれぞれの経験や性質が影響し、同じ対象を見ていたとしても、皆が違ったイメージを脳内で作り上げているのかもしれません。
私は、グリッド・ペインティングは、2次元画像と3次元立体モデルの中間の「二か二分の一次元スケッチ」のようなものであると考えます。なぜなら、グリッド・ペインティングは展示環境や見る角度や距離、鑑賞者のコンディションによって見え方が変化し、ある時は平面的に、ある時は深い奥行きを持つように見えるからです。鑑賞者はグリッド・ペインティングを見ているようで、捉えたイメージには周囲の環境や鑑賞者自身が反映されています。鑑賞者は経糸と緯糸を手繰るように画面全体を把握していきますが、どれだけ時間をかけて観察しても、完全に把握することは出来ません。このしばらくの鑑賞の時間のあいだに、鑑賞者は自身の内的なメカニズム、つまり奥行き、色、形、動き、陰影、テクスチャー等をそれぞれ処理する独立のシステム、モジュールの働きの存在を強く感じます。
このようなグリッド・ペインティングを提示することによって、鑑賞者は視覚という私達がこの世界を把握するための1つのツールの存在を改めて感じます。そして当たり前のように目の前に横たわるこの世界と自身の視覚を疑い、いま把握していることが全てではないのだ、ということを体感します。この自身とその周囲の不確かさを感じるということは、互いに異なる者たちが共存し、未来を作っていく上で非常に重要なことであると考えます。グリッド・ペインティングは、不確かさを再認識することの出来るツールであり、自分が当たり前だと思っていることを、正しいと思っていることを疑うということを、視覚を通して行えるものであると考えています。
川人綾

CU
C/U_dccxxx-dccxxx_(w)_VIII

73 x 73cm
木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel
2023年
CU C/U_dccxxx-dccxxx_(w)_VIII 73 x 73cm 木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel 2023年
CU C/U_cccxxxv-cccxxxv_(w)_I 33.5 x 33.5cm 木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel 2023年
CU C/U_cccxxxv-cccxxxv_(w)_I 33.5 x 33.5cm 木製パネルにアクリル絵具/Acrylic on wooden panel 2023年

川人 綾
1988 年 奈良県生まれ 京都府在住
学歴
2019 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現博士後期課程修了
2015 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現修士課程修了
2014 パリ国立高等美術学校交換留学
2011 京都精華大学芸術学部素材表現学科テキスタイル卒業
個展
2023 「project N 89 川人綾」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
2022 「川人綾:斜めの領域」京都市京セラ美術館ザ・トライアングル(京都)
2021 「川人綾展 My Grid Paintings: 2016-2021」日本橋三越本店美術コンテンポラリーギャラリー(東京)
   「織(Ori)Scopic」イムラアートギャラリー(京都)
2020 「Tell Me What You See」Pierre-Yves Caër Gallery(パリ、フランス)
2019 「Aya Kawato Solo Exhibition」Aifa(ジュネーヴ、スイス)
   「Controlled / Uncontrolled」Pierre-Yves Caër Gallery(パリ、フランス)
2018 「川人綾 個展」イムラアートギャラリー(京都)
2017 「C/U_CCLXXX-CXC_(w)I」Shonandai My Gallery(東京) グループ展 2023 「秋元雄史セレクション – ブレイク前夜」Aster(石川)   「Art Collaboration Kyoto Public Program『Beyond Glitch 壊れた世界で現実を捉え直す』」国立京都国際会館(京都)   「Akris x ARTnews JAPAN Reimagining the Values Vol. 2 『Everything weaving us / 私たちを織りなすすべてのもの』」Akris Salon(東京)    「となりの揺らぎ」大阪髙島屋美術画廊(大阪)    「Nippon Mania -Contemporary Art from Japan-」Kunsthaus Kaufbeuren(カウフボイレン、ドイツ)    「となりの揺らぎ by Imura Art Gallery」Cadan 有楽町(東京) 2022 「Perception」Aifa(ヴェルビエ、スイス)    「千島土地コレクション『TIDE -潮流が形になるとき-』」Kagoo(大阪) 2021 「Aifa Gallery Opening」Aifa(ヴェルビエ、スイス)    「Cadan Roppongi Presented by Audi」六本木ヒルズ Hills café/Space(東京)    「Color in Art」新宿髙島屋美術画廊(東京) 2020 「先端芸術 2020 / アペラシオン Apparation -先端芸術表現科 20 周年&伊藤俊治教授退任記念展-」東京藝術大学大学美術館陳列館(東京)    「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス -時代を突っ走れ!小山登美夫セレクションのアーティスト 38 人-」代官山ヒルサイドテラス(東京)    「Crossing Paintings -交差する絵画-」イムラアートギャラリー(京都)    「数寄景 / New View -日本を継ぐ、現代アートのいま-」日本橋三越本店(東京)、三菱地所アルティアム、福岡三越(福岡) 2019 「数寄景 / New View -日本を継ぐ、現代アートのいま-」阪急うめだギャラリー(大阪)    「Drawing: Manner」Takuro Someya Contemporary Art(東京) 2018 「東京藝術大学大学院美術研究科博士審査展 2018」東京藝術大学大学美術館(東京)    「Kyoto Nippon Festival 2018」北野天満宮、ジェイアール京都伊勢丹(京都) 2017 「Collect 2」Micheko Galerie(ミュンヘン、ドイツ)    「2074、夢の世界」FIAC 2017 / Grand Palais(パリ、フランス)、東京藝術大学大学美術館(東京)    「Small Works -Selected by Masaharu Makuuchi / Ex-chamber Museum-」アートスペースモルゲンロート(東京)    「第 13 回群馬青年ビエンナーレ」群馬県立近代美術館(群馬) 2016 「Shonandai Project Will」Shonandai My Gallery(東京)    「Atlas 2016」東京藝術大学取手校地(茨城)    「Independent 2016 Tagboat Art Fes」ヒューリックホール(東京)    「第 11 回 Tagboat Award 入選者グループ展」世田谷ものづくり学校 Iid ギャラリー(東京)    「第 33 回三菱商事アート・ゲート・プログラム」Eye of Gyre(東京)    「第 30 回三菱商事アート・ゲート・プログラム」Eye of Gyre(東京) 2015 「第 10 回藝大アートプラザ大賞展」東京藝術大学芸大美術館ミュージアムショップ(東京)    「Tokyo Design Week 2015 100 人展」明治神宮外苑絵画館前(東京)    「Sicf 16」スパイラルホール(東京)    「第 63 回東京藝術大学卒業・修了作品展」東京藝術大学(東京) 2014 「Wip 展 2014」東京藝術大学取手校地(茨城)    「You’ve gone too far」パリ国立高等美術学校 Atelier Vilmouth(パリ、フランス) 2012 「事前審査展 2012」東京藝術大学取手校地(茨城)    「第 16 回フラッグアート展 in 岐阜」岐阜市神田町通り(岐阜) 2011 「Atlas 2011」東京藝術大学取手校地(茨城)    「卒業制作展」京都市美術館(京都)    「長谷川祐子+16 人のアンサンブル」京都精華大学ギャラリーフロール(京都) 2010 「わくわく京都プロジェクト」元立誠小学校(京都)    「9」Shin-bi(京都) 2008 「1968+40 Mode Make-up」建仁寺(京都) コレクション 2022 千島土地株式会社(大阪) 2018 東京藝術大学大学美術館(東京) 2017 シャネル株式会社(東京) コミッションワーク 2022 Auberge Tebiro 1732(奄美大島) 2021 ロンシャン ウィーン(ウィーン、オーストリア) 2020 フェイスブック・ジャパン(東京)    ザ・ホテル青龍(京都) 2019 ロンシャン ラ メゾン銀座(東京)    京都悠洛ホテル M ギャラリーby ソフィテル(京都) 受賞歴 2018 「野村美術賞 2018」公益財団法人野村財団(東京) 2017 「三菱商事アート・ゲート・プログラム 2017 年度奨学生」三菱商事(東京)    「2074、夢の世界グランプリ」コルベール委員会(パリ、フランス)、東京藝術大学(東京)    「第 13 回群馬青年ビエンナーレ入選」群馬県立近代美術館(群馬) 2016 「日本文化藝術奨学金 2016 年度奨学生」公益財団法人日本文化藝術財団(東京)    「Independent 2016 Tagboat Art Fes、Shonandai MY Gallery 賞、Katsumi Yamato Gallery 賞」Tagboat(東京)    「第 11 回 Tagboat Award 審査員特別賞小山登美夫賞」Tagboat(東京)    「第 33 回三菱商事アート・ゲート・プログラム入選」三菱商事(東京)    「第 30 回三菱商事アート・ゲート・プログラム入選」三菱商事(東京) 2015 「第 10 回藝大アートプラザ大賞展入選」東京藝術大学(東京) 2012 「第 16 回フラッグアート展 in 岐阜入選」岐阜フラッグアート展実行委員会(岐阜) Aya Kawato Born in 1988 in Nara, Japan Lives and works in Kyoto, Japan Education 2019 Ph.D, Intermedia Art, Graduate school of Tokyo University of the Arts 2015 MFA, Intermedia Art, Graduate School of Tokyo University of the Arts 2014 École Nationale Supérieure des Beaux-arts de Paris, Student Exchange Program 2011 BFA, Textile Course, Faculty of Art, Kyoto Seika University Solo Exhibitions 2023 project N 89 KAWATO Aya, Tokyo Opera City Art Gallery (Tokyo, Japan) 2022 Kawato Aya: Diagonal Dimension, The Triangle, Kyoto City Kyocera Museum of Art (Kyoto, Japan) 2021 Aya Kawato Exhibition My Grid Paintings: 2016-2021, Nihombashi Mitsukoshi Main Store Art Contemporary Gallery (Tokyo, Japan)    織 (Ori) Scopic, Imura Art Gallery (Kyoto, Japan) 2020 Tell Me What You See, Pierre-Yves Caër Gallery (Paris, France) 2019 Aya Kawato Solo Exhibition, Aifa (Geneva, Switzerland)    Controlled / Uncontrolled, Pierre-Yves Caër Gallery (Paris, France) 2018 Aya Kawato Solo Exhibition, Imura Art Gallery (Kyoto, Japan) 2017 C/U_CCLXXX-CXC(w)_I, Shonandai My Gallery (Tokyo, Japan)
Group Exhibitions
2023 Break Eve Exhibition in Kanazawa selected by Yuji Akimoto, Aster (Ishikawa, Japan)
   Art Collaboration Kyoto Public Program『Beyond Glitch Remapping Reality in a Broken World』, ICC Kyoto (Kyoto, Japan)
   Akris x ARTnews JAPAN Reimagining the Values Vol. 2 “Everything weaving us”, Akris Salon (Tokyo, Japan)
   Tell Me What You See, Osaka Takashimaya Art Gallery (Osaka, Japan)
   Nippon Mania -Contemporary Art from Japan–, Kunsthaus Kaufbeuren (Kaufbeuren, Germany)
   Tell Me What You See by Imura Art Gallery, Cadan Yurakucho (Tokyo, Japan)
2022 Perception, Aifa (Verbier, Switzerland)
   When Tide Become a Form, Kagoo (Osaka, Japan)
2021 Aifa Gallery Opening, Aifa (Verbier, Switzerland)
   Cadan Roppongi Presented by Audi | Hills café/Space, Roppongi Hills (Tokyo, Japan)
   Color in Art, Shinjuku Takashimaya Art Gallery (Tokyo, Japan)
2020 Intermedia Art 2020 Apparation, The Chinretsukan Gallery, The University Art Museum, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
   Break Zenya in Daikanyama Hillside Terrace -Run through the Times! 38 Artists
   Selected by Tomio Koyama-, Daikanyama Hillside Terrace (Tokyo, Japan)
   Crossing Paintings, Imura Art Gallery (Kyoto, Japan)
   Sukikei / New View -Contemporary Art in Japan at a Time of Transition-, Nihombashi Mitsukoshi (Tokyo, Japan), Mitsubishi Estate Artium,
   Fukuoka Mitsukoshi (Fukuoka, Japan)
2019 Sukikei / New View -Contemporary Art in Japan at a Time of Transition-, Hankyu Umeda Main Store (Osaka, Japan)
   Drawing: Manner, Takuro Someya Contemporary Art (Tokyo, Japan)
2018 Tokyo University of the Arts Doctoral Program Final Exhibition 2018, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
   Kyoto Nippon Festival 2018, Kitano Tenmangu, Jr Kyoto Isetan (Kyoto, Japan)
   The 40th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Marunouchi Building, Mitsubishi Shoji Building (Tokyo, Japan)
   The 39th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Mc Forest (Tokyo, Japan)
2017 Collect 2, Micheko Galerie (Munich, Germany)
   Rêver 2074, FIAC 2017 / Grand Palais (Paris, France), The University Art Museum, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
   Small Works -Selected by Masaharu Makuuchi / Ex-chamber Museum-, Art Space Morgenrot (Tokyo, Japan)
   The 13th Gunma Biennale for Young Artists, The Museum of Modern Art, Gunma (Gunma, Japan)
2016 Shonandai Project Will, Shonandai My Gallery (Tokyo, Japan)
   The 33th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Eye of Gyre (Tokyo, Japan)
   Atlas 2016, Tokyo University of the Arts, Toride Campus (Ibaraki, Japan)
   Independent 2016 Tagboat Art Fes, Hulic Hall (Tokyo, Japan)
   The 11th Tagboat Award, Iid Gallery, Institute of Design (Tokyo, Japan)
   The 30th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Eye of Gyre (Tokyo, Japan)
2015 The 10th Geidai Art Plaza Awards Exhibition, Geidai Art Plaza, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
   Tokyo Design Week 2015 100 Creators Exhibition, In front of the Meijijingu Gaien Memorial Picture Gallery (Tokyo, Japan)
   Sicf16, Spiral Hall (Tokyo, Japan)
   Tokyo University of the Arts the 63rd Graduation Works Exhibitions, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
2014 Wip 2014, Tokyo University of the Arts, Toride Campus (Ibaraki, Japan)
   You’ve Gone Too Far, Atelier Vilmouth, École Nationale Supérieure des Beaux-arts de Paris (Paris, France)
2012 Preliminary Review Exhibition 2012, Tokyo University of the Arts, Toride Campus (Ibaraki, Japan)
   The 16th Flag-art Exhibition in Gifu, Kanda-machi street (Gifu, Japan)
2011 Atlas 2011, Tokyo University of the Arts, Toride Campus (Ibaraki, Japan)
   Kyoto Seika University Graduation Works Exhibition 2011, Kyoto Municipal Museum of Art (Kyoto, Japan)
   Ensemble of Yuko Hasegawa + 16 Students, Kyoto Seika University Gallery Fleur (Kyoto, Japan)
2010 Wakuwaku Kyoto Project, Former Rissei Elementary School (Kyoto, Japan)
   9, Shin-bi (Kyoto, Japan)
2008 1968+40 Mode Make-up, Kenninji (Kyoto, Japan)
Collections
2022 Chishima Real Estate Co., Ltd. (Osaka, Japan)
2018 The University Art Museum, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
2017 CHANEL K.K. (Tokyo, Japan)
Commission Works
2022 Auberge Tebiro 1732 (Amami Oshima, Japan)
2021 Longchamp Vienna (Vienna, Austria)
2020 Facebook Japan (Tokyo, Japan)
   The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu (Kyoto, Japan)
2019 LONGCHAMP / La Maison Ginza (Tokyo, Japan)
   Kyoto Yura Hotel Mgallery by Sofitel (Kyoto, Japan)
Awards
2018 Nomura Art Prize 2018, Nomura Foundation (Tokyo, Japan)
2017 Mitsubishi Corporation Art Gate Program Scholarship 2017, Mitsubishi Corporation (Tokyo, Japan)
   Rêver 2074, Grand Prix, Comité Colbert (Paris, France), Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
   The 13th Gunma Biennale for Young Artists, Finalist, The Museum of Modern Art, Gunma (Gunma, Japan)
2016 Japan Arts Foundation Scholarship 2016, Japan Arts Foundation (Tokyo, Japan)
   Independent 2016 Tagboat Art Fes, Shonandai My Gallery Prize, Katsumi Yamato Gallery Prize, Tagboat (Tokyo, Japan)
   The 11th Tagboat Award, Tomio Koyama Prize, Tagboat (Tokyo, Japan)
   The 33th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Finalist, Mitsubishi Corporation (Tokyo, Japan)
   The 30th Mitsubishi Corporation Art Gate Program, Finalist, Mitsubishi Corporation (Tokyo, Japan)
2015 The 10th Geidai Art Plaza Awards Exhibition, Finalist, Tokyo University of the Arts (Tokyo, Japan)
2012 The 16th Flag-art Exhibition in Gifu, Finalist, Flag-art Exhibition in Gifu Executive Committee (Gifu, Japan)

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