初春企画展「マエストロの華麗な妙技─龍と生き物のヴェネチアン・グラス─」箱根ガラスの森美術館
名称:初春企画展「マエストロの華麗な妙技─龍と生き物のヴェネチアン・グラス─」箱根ガラスの森美術館
会期:2024年1月20日(土) ~4月21日(日)
時間:午前10時~午後5時30分(ご入館は午後5時まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人1,800円 大高生1,300円 小中生600円
住所:〒250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
TEL:0460-86-3111
URL:箱根ガラスの森美術館
極限まで薄く吹いた器や多彩な技法、見事な装飾が施された脚部など様々な魅力溢れるヴェネチアン・グラス。国や時代を問わず、多くの人を魅了する繊細で優美な佇まいを作るには、熔けたガラスを巧みに操りながら成形する高い造形技術が求められます。
マエストロと呼ばれる熟練した技術を持つガラス職人は、熔けたガラスから龍やドルフィンなどあらゆる造形を滑らかな手つきで次々と創り出していきます。そうしたマエストロの華麗な技は、「A mano volante(軽業師の妙技)」と言われ、他国と一線を画す技術として、千年にも及ぶヴェネチアン・グラスの歴史を支えてきました。その妙技が存分に発揮された19世紀以降のワイングラスやゴブレットには植物や生き物などの繊細な装飾が施され、色も器形も華美な作風が人気を博しました。
今回は2024年辰年に因み、所蔵作品から生き物をモチーフにした躍動感あふれる装飾グラスを紹介します。龍やドルフィンなど、ガラス職人の豊かな発想力から創り出される生き生きとした姿、そしてユーモアのある表情などに注目しながら、ヴェネチアン・グラスの華麗な妙技の世界をお楽しみください。
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