特別展「浮世絵の別嬪さん-歌麿、北斎が描いた春画とともに-」大倉集古館

特別展「浮世絵の別嬪さん-歌麿、北斎が描いた春画とともに-」大倉集古館

名称:特別展「浮世絵の別嬪さん-歌麿、北斎が描いた春画とともに-」大倉集古館
会期:2024年4月9日(火)~2024年6月9日(日)
   前期:4月9日(火)~5月6日(月・振)
   後期:5月8日(水)~6月9日(日)
会場:大倉集古館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
   ※金曜日は 19:00 まで開館(最終入場時間 18:30)
休館日:月曜日 
   祝休日の場合は翌火曜日
観覧料:一般 1,500円
   大学生・高校生 1,000円
   中学生以下 無料
   ※同会期中のリピーターは500円引き
   ※20名様以上の団体は500円引き
   ※障がい者手帳、被爆者手帳ご提示の方とその同伴者1名は無料
   ※お着物(和装)で来館の方は300円引き(割引併用不可)
   ※ミュージアムパスポート5,500円
   ※オークラ東京とのセット鑑賞券(ランチセット5,500円、茶菓セット3,000円)
住所:〒105-0001東京都港区虎ノ門2-10-3
TEL:03-5575-5711
URL:大倉集古館

特別展「浮世絵の別嬪さん-歌麿、北斎が描いた春画とともに-」大倉集古館
特別展「浮世絵の別嬪さん-歌麿、北斎が描いた春画とともに-」大倉集古館

浮世絵は、江戸時代に花開いた往時を象徴する日本美術の作品群です。一般に浮世絵の享受者は、従来の朝廷や上級武家とは異なり、零細な商工業者をはじめとする町人たちであり、浮世絵は近世の庶民文化が育んだものと言われています。
しかし、そうした浮世絵の中には、いわゆる版画とは異なり、比較的裕福な町人に需要者を多く持ち、さらに稀には天皇や将軍、大名たちが所有、鑑賞した絵画作品があり、浮世絵ではそれらを「肉筆画」と呼んでいます。
本展覧会は、これら一点ものの絵画作品である肉筆浮世絵のなかでも、美人画に焦点をあてたものです。美人画は、流派によって面貌や姿態の表現に個性が表れるものですが、特に絵画であるがゆえの直筆の冴えからは、同時代の大衆世界の美意識を如実に感じとることができます。
展示では、浮世絵誕生直前の一七世紀の岩佐又兵衛や初期風俗画を発端とし、開祖である菱川師宣以降、江戸後期の喜多川歌麿や葛飾北斎たちに至るまでの歴代の著名な浮世絵師たちの活躍を、美人画絵画の名品でたどります。また、浮世を謳歌した江戸時代の人々の性に対するおおらかさを示す事例として、艶やかで妖しい絵師たちの春画の名品も、合わせて紹介します。

菱川師宣《紅葉下立美人図》1幅、元禄元~7年(1688~94)、個人蔵【通期展示】
菱川師宣《紅葉下立美人図》1幅、元禄元~7年(1688~94)、個人蔵【通期展示】
岩佐又兵衛《伊勢物語図「梓弓」(樽屋屏風)》1幅、江戸時代・17世紀前期、個人蔵、重要美術品【前期展示】
岩佐又兵衛《伊勢物語図「梓弓」(樽屋屏風)》1幅、江戸時代・17世紀前期、個人蔵、重要美術品【前期展示】
懐月堂安度《立美人図》1幅 宝永~正徳(1704~16) 千葉市美術館蔵【前期展示】
懐月堂安度《立美人図》1幅 宝永~正徳(1704~16) 千葉市美術館蔵【前期展示】
葛飾北斎《二美人図》江戸時代、享和(1801-04)頃、MOA美術館蔵、重要文化財【後期展示】
葛飾北斎《二美人図》江戸時代、享和(1801-04)頃、MOA美術館蔵、重要文化財【後期展示】
勝川春章《雪月花図》3幅対のうち《月図》、天明 7~8年(1787~88) MOA美術館蔵、重要文化財【後期展示】
勝川春章《雪月花図》3幅対のうち《月図》、天明 7~8年(1787~88) MOA美術館蔵、重要文化財【後期展示】
喜多川歌麿《歌満くら》12図の内、天明8年(1788)、個人蔵【通期展示】
喜多川歌麿《歌満くら》12図の内、天明8年(1788)、個人蔵【通期展示】

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