【更新】「ハニワと土偶の近代」東京国立近代美術館

「ハニワと土偶の近代」東京国立近代美術館

名称:「ハニワと土偶の近代」東京国立近代美術館
会期:2024年10月1日(火)〜12月22日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
   入館は閉館の30分前まで
料金:一般  1,800円(1,600円)
   大学生 1,200円(1,000円)
   高校生 700円(500円)
   ( )内は20名以上の団体料金
休館日:月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
主催:東京国立近代美術館、 NHK、 NHKプロモーション、 毎日新聞社
協賛:JR東日本、 光村印刷
住所:〒102-8322東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立近代美術館

都路華香《埴輪》(左隻) 1916年 京都国立近代美術館
都路華香《埴輪》(左隻) 1916年 京都国立近代美術館

古の地層から出土するハニワや土偶のイメージは日本中に浸透し、いまや押しも押されもせぬキャラクターと化しているといっていいでしょう。出土遺物は、美術に限らず、工芸、建築、写真、映画、演劇、文学、伝統芸能、思想、さらには教育番組にいたるまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきました。戦後、岡本太郎やイサム・ノグチによって、それまで考古学の資料として扱われていた出土遺物の美的な価値が「発見」されたというエピソードはもはや伝説化しています。なぜ、出土遺物は一時期に集中して注目を浴びたのか、その評価はいかに広まったのか、作家たちが「遺物」の掘り起こしに熱中したのはなぜか――本展は美術を中心に、文化史の舞台に躍り出た「出土モチーフ」の系譜を、明治時代から昭和戦後にかけて追いかけつつ、ハニワや土器、土偶に向けられた視線の変遷を探ります。

都路華香《埴輪》(右隻) 1916年 京都国立近代美術館
都路華香《埴輪》(右隻) 1916年 京都国立近代美術館
斎藤清《土偶(B)》1958年 やないづ町立斎藤清美術館
©Hisako Watanabe
斎藤清《土偶(B)》1958年 やないづ町立斎藤清美術館 ©Hisako Watanabe
虫山人《陸奥全国古陶之図》(部分) 1877~1886年頃 弘前大学北日本考古学研究センター
虫山人《陸奥全国古陶之図》(部分) 1877~1886年頃 弘前大学北日本考古学研究センター
河鍋暁斎《野見宿禰図》1884年 松浦武四郎記念館
河鍋暁斎《野見宿禰図》1884年 松浦武四郎記念館
五姓田義松 《埴輪スケッチ(『丹青雑集』より)》1878年 個人蔵(團伊能旧蔵コレクション) 写真提供:神奈川県立歴史博物館
五姓田義松 《埴輪スケッチ(『丹青雑集』より)》1878年 個人蔵(團伊能旧蔵コレクション) 写真提供:神奈川県立歴史博物館
蕗谷虹児《天平神助》1943年 新発田市
蕗谷虹児《天平神助》1943年 新発田市
日名子実三《全日本軍用保護馬継走大騎乗メダル》1940年 個人蔵
日名子実三《全日本軍用保護馬継走大騎乗メダル》1940年 個人蔵
斎藤清《埴輪》1953年 福島県立美術館
©Hisako Watanabe
斎藤清《埴輪》1953年 福島県立美術館 ©Hisako Watanabe
建畠覚造《はにわ》1953年 和歌山県立近代美術館
建畠覚造《はにわ》1953年 和歌山県立近代美術館
宇野三吾《ハニワ形花器》1950年頃 滋賀県立陶芸の森陶芸館
宇野三吾《ハニワ形花器》1950年頃 滋賀県立陶芸の森陶芸館
イサム・ノグチ《かぶと》1952年 一般財団法人 草月会(千葉市美術館寄託)
© 2024 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/ JASPAR, Tokyo E5599
イサム・ノグチ《かぶと》1952年 一般財団法人 草月会(千葉市美術館寄託) © 2024 The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum/ARS, NY/ JASPAR, Tokyo E5599
長谷川三郎《無題―石器時代土偶による》1948年 学校法人甲南学園 長谷川三郎記念ギャラリー
長谷川三郎《無題―石器時代土偶による》1948年 学校法人甲南学園 長谷川三郎記念ギャラリー
岡本太郎《犬の植木鉢》1954年 滋賀県立陶芸の森陶芸館
岡本太郎《犬の植木鉢》1954年 滋賀県立陶芸の森陶芸館
芥川(間所)紗織《古事記より》1957年 世田谷美術館
芥川(間所)紗織《古事記より》1957年 世田谷美術館
桂ゆき《人と魚》1954年 愛知県美術館
桂ゆき《人と魚》1954年 愛知県美術館
NHK教育番組「おーい!はに丸」1983-1989年放送(左)ひんべえ (右)はに丸 1983年 劇団カッパ座
NHK教育番組「おーい!はに丸」1983-1989年放送(左)ひんべえ (右)はに丸 1983年 劇団カッパ座
タイガー立石《富士のDNA》1992年 Courtesy of ANOMALY
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