企画展「古美術かぞえうた-名前に数字がある作品-」根津美術館

企画展「古美術かぞえうた-名前に数字がある作品-」根津美術館

名称:企画展「古美術かぞえうた-名前に数字がある作品-」根津美術館
会期:2024年6月1日(土)~2024年7月15日(月・祝)
会場:根津美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   ※ただし、7月15日(月・祝)は開館
観覧料:オンライン日時指定予約
   一般 1,300円(1,100円)
   学生 1000円(800円)
   ※( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金。中学生以下は無料
   ※当日券(一般1400円、学生1100円)も販売しています
   (予約の方を優先。当日券の方はお待ちいただくことがあります)
   混雑状況によっては当日券を販売しないことがあります。
   ※2024年5月28日(火)より美術館公式サイトで予約を受付開始
   ※予約は1グループ10名まで
住所:〒107-0062東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
URL:根津美術館

織部縞文四方鉢 美濃 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
織部縞文四方鉢 美濃 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

ものの数量や分量、あるいは順序や回数をあらわす数字は、わたしたちの身のまわりにあたりまえにあふれています。
古美術作品の名前にもジャンルを問わず、数字をともなうものが少なくありません。それらの数字には意味があって、その作品の特徴が端的に示されています。けれども、数字が意味する内容は一様ではありません。たとえば、「六角皿」や「八稜鏡」などは形そのものを表していますが、「三彩」や「五彩」は釉薬の種類と技法にかかわる数字といえます。花入の「一重切」や「二重切」は花を入れる窓の数に対応していて、これは花入の形式を表すものといえるでしょう。また、「三尊」や「八景」などは決まった組合せを示しています。そのほか年中行事の「七夕」や、「商山四晧図」など中国の故事にかかわるものまで、数字にこめられた意味はじつにさまざまです。
この展覧会は、作品名の中にある数字に注目することが、鑑賞や作品理解の糸口となることを期待して企画しました。展示作品は書・絵画・陶磁・漆工・金工・木竹工など多岐にわたります。かぞえうたのように数字をたどりながら、気軽に楽しく鑑賞していただければ幸いです。

一重切花入 銘 藤浪 小堀遠州作 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
一重切花入 銘 藤浪 小堀遠州作 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
重要美術品 五徳義書巻 後陽成天皇筆 日本・桃山時代 16~17世紀 根津美術館蔵
重要美術品 五徳義書巻 後陽成天皇筆 日本・桃山時代 16~17世紀 根津美術館蔵
八角尾垂釜 芦屋 日本・室町~桃山時代 16世紀 根津美術館蔵
八角尾垂釜 芦屋 日本・室町~桃山時代 16世紀 根津美術館蔵
七夕図 酒井抱一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵 小林中氏寄贈
七夕図 酒井抱一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵 小林中氏寄贈

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る