「石とサボテン 田嶋 徹」日本橋高島屋S.C.(本館)

「雷神」46×61㎝

名称:「石とサボテン 田嶋 徹」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年5月29日(水)→6月17日(月)
会場:本館6階 美術画廊X
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

「黒水晶」51×36㎝
「黒水晶」51×36㎝

このたび高島屋では、博物標本画の技法を基に独自の細密水彩画法で描く田嶋徹の個展を開催いたします。
在るものを在るがごとく―。対象を見つめることに時間を費やし、根気強く絵筆を重ね描くことでより鮮明に見えてくること。対象物の温度、湿度やその帯びた空気をも描くかの如く純粋なまでに表現された作品の数々は、「モノが在る」ことが常識化してしまった現代にモノそのものの「存在観」を大胆にかつ冷淡なまでに気づかせてくれます。
「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。※」レヴィ=ストロースのこの一節の言葉にヒントを得ながら発表される今展では、我々人間がほんの一時対象物に「情感」を映し重ねたとしても、対象物はその終末まで延々とそこに存在し続けていく事を、田嶋徹の眼を通して描かれてゆく「対象物」にて展観いたします。塵一つ影一つまで丹念に描きこまれた田嶋作品による「存在の証明」をこの機会にぜひご高覧ください。
※「Tristes tropiques(悲しき熱帯)」(クロード・レヴィ=ストロース(1908~2009)著 1955年仏)。
【日本語訳】「悲しき熱帯」レヴィ=ストロース・[訳]川田順造 中央公論社 1977・2001

「雷神」46×61㎝
「雷神」46×61㎝

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