「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」愛知県美術館

「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」愛知県美術館

名称:「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」愛知県美術館
会期:2024年7月18日(木)~2024年9月23日(月・振)
会場:愛知県美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
   金曜日は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)
   ※ただし8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・振)は開館
観覧料:一般 1,500円(1,300円)
    高校・大学生 1,300円(1,100円)
    中学生以下無料
    ※( )内は前売券および 20 名以上の団体料金です
住所:〒461-8525愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10F
TEL:052-971-5511
URL:愛知県美術館

アンナ・ハルプリン《シニアズ・ロッキング》2005年/2010年 Courtesy of ZAS Film AG
アンナ・ハルプリン《シニアズ・ロッキング》2005年/2010年 Courtesy of ZAS Film AG

椅子の機能は、座る姿勢を支えるというだけにとどまりません。権威の象徴として表されることもあれば、安楽や拘束のための道具となることもあり、また複数が寄り集まることでコミュニケーションの場を生み出すこともある椅子。椅子は多くのデザイナーや建築家の創造性を喚起する究極のテーマであると同時に、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなってきました。
アーティストたちは椅子と結びつく多様なイメージをとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを浮かび上がらせてきました。現代美術における椅子は、日常で使う椅子にはない極端なあり方、逸脱したあり方によって、私たちの思考に揺さぶりをかけます。
本展では、こういった作品を「アブソリュート(絶対的・究極的)」な椅子と呼ぶことにして、主に戦後から現代までの平面・立体・写真・映像・ダンスなど幅広いジャンルの作品約80点における「椅子なるもの」の表現に着目し、椅子という身近な存在から社会や人間の有り様を考察します。

ローザス《Re:ローザス!》2013-2024年(継続中)、アンネ・ファン・アールスホットによる《Re:ローザス!》ワークショップ「マリア・ボードシャプ・リセウム(MABO)が《ローザス・ダンス・ローザス》を踊る」カーイテアター、ブリュッセル、2013年
©Anne Van Aerschot Courtesy of Rosas
ローザス《Re:ローザス!》2013-2024年(継続中)、アンネ・ファン・アールスホットによる《Re:ローザス!》ワークショップ「マリア・ボードシャプ・リセウム(MABO)が《ローザス・ダンス・ローザス》を踊る」カーイテアター、ブリュッセル、2013年 ©Anne Van Aerschot Courtesy of Rosas
宮永愛子《waiting for awakening-chair-》2017年 写真:木奥恵三
©MIYANAGA Aiko Courtesy of Mizuma Art Gallery
宮永愛子《waiting for awakening-chair-》2017年 写真:木奥恵三 ©MIYANAGA Aiko Courtesy of Mizuma Art Gallery
檜皮一彦《walkingpractice/CODE:Evacuation_drills[SPEC_MOMAS]》2024年、作家蔵
檜皮一彦《walkingpractice/CODE:Evacuation_drills[SPEC_MOMAS]》2024年、作家蔵
ミシェル・ドゥ・ブロワン《樹状細胞》2024年
ミシェル・ドゥ・ブロワン《樹状細胞》2024年
副産物産店《Absolute Chairs #1_rodinʼs crate》2024年、作家蔵
副産物産店《Absolute Chairs #1_rodinʼs crate》2024年、作家蔵
潮田登久子《マイハズバンド》1981年/2023年、作家蔵
潮田登久子《マイハズバンド》1981年/2023年、作家蔵
渡辺眸《東大全共闘1968-1969》1968-69年/2014年、作家蔵
渡辺眸《東大全共闘1968-1969》1968-69年/2014年、作家蔵
石田尚志《椅子とスクリーン》2002年
石田尚志《椅子とスクリーン》2002年
ダイアナ・ラヒム《インターベンションズ》2020年-、作家蔵
ダイアナ・ラヒム《インターベンションズ》2020年-、作家蔵

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