「中川一政の向日葵 -フォルムとムーヴマン-」白山市立松任中川一政記念美術館

「中川一政の向日葵 -フォルムとムーヴマン-」白山市立松任中川一政記念美術館

名称:「中川一政の向日葵 -フォルムとムーヴマン-」白山市立松任中川一政記念美術館
会期:2024年05月28日~2024年09月01日
会場:白山市立松任中川一政記念美術館
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(7/15、8/12は開館)、7/16、8/13
観覧料:一般=200(100)円
    高校生=100(50)円
    ( )内は20名以上の団体料金
    中学生以下無料
    障がい者手帳を提示の方とその介護者1名は無料
住所:〒924-0888石川県白山市旭町61-1
TEL:076-275-7532
URL:白山市立松任中川一政記念美術館

中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)が、生涯制作において大切にしていたものに「ムーヴマン」があります。「ムーヴマン」(仏:Mouvement)は、美術用語で動きを感じさせる表現のことを言いますが、中川にとってはもう一つ大きな意味合いがあります。
 “ムーヴマンとはとりもなおさず感動の事である。その感動をどうとか生かして画面に入れよう、無理でなしに生かしたまま入れようとする。それがフォルムである。” (歌集『雨過天晴』後記、1979年 求龍堂)
 この言葉が示すように、中川にとってのムーヴマンは「感動」をも意味します。中川のムーヴマン「感動」が筆を突き動かすとき、そこにデフォルマシオン(変形、誇張)が生まれ、そのデフォルマシオンが画面全体にムーヴマン(動き)を生み出します。そして、躍動感を生かしたまま画面をまとめ上げようとしているのが、フォルム(仏:forme)「形」です。フォルムとムーヴマンのせめぎ合いが、いきいきとした画を生み出していると言えるのです。
 本展では、中川が夏に精力的に描いた「向日葵」作品を中心に紹介します。これらの作品をとおして画家の「ムーヴマン」に触れてみてはいかがでしょうか。

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