名称:「谷口吉郎の『金沢診断』 -伝統と創造のまちづくり-」谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
会期:2024年6月23日(日)〜2024年12月1日(日)
会場:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
開館時間:9:30 〜 17:00
(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 800円、大学生・65歳以上・障害者手帳提示と付き添い1名 600円、高校生以下 無料
住所:〒921-8033 石川県金沢市寺町5-1-18
TEL:076-247-3031
URL:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
診断というと人体の心臓・肺・胃腸・血液などの検査により病を探し出す健康診断が思い浮かびます。都市の診断もそれと同じく、人口構成・経済力・公共施設分布・交通網などを数量的に把握し、都市力を計ります。ところが谷口吉郎らによる金沢診断は一般的に行われている都市力診断ではなく、個性や風格や景観といった都市の性格を問うものでした。人の診断で言えばその人の持つ価値観や美意識や心情などといった人となりに相当するでしょう。
金沢診断を行ったのは、日本全体が敗戦の焼野原から復興し、経済成長と近代都市を構築していた頃で、その時金沢は非戦災都市ゆえに保存している江戸以来の営みと近代化開発への立ち遅れ感との間に迷いを抱えていました。当展では金沢診断がどのように登場し、どんな役割りを果たしてきたのかを辿りながら、金沢がいかにまちづくりの方向を定めたかを振り返ってみたいと思います。
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