「古九谷の再興 閉窯150年大聖寺藩御用 松山窯」石川県九谷焼美術館

「古九谷の再興 閉窯150年大聖寺藩御用 松山窯」石川県九谷焼美術館

名称:「古九谷の再興 閉窯150年大聖寺藩御用 松山窯」石川県九谷焼美術館
会期:2023年9月16日(土)〜2024年1月28日(日) 
会場:石川県九谷焼美術館
観覧料金:当日一般1,000円
休館日:月曜日(祝日、年末年始は開館)、11月28日~12月1日
住所:〒922-0861石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
TEL:0761-72-7466
URL:石川県九谷焼美術館

松山窯(1848~1872頃)は、再興九谷の一つである。大聖寺藩前田家は、江沼郡松山村(現在の加賀市松山町)において、山本彦左衛門に命じて主に藩の贈答用品を制作する窯を開いた。藩の御用窯であり、御上窯ともいわれた。開窯時の藩主は第11代・利平で、第12代・利義、第13代・利行、第14代・利鬯と続いた。
文久末(1863)年頃からは藩の保護が離れ、その後衰退期があり、明治元(1868)年頃から明治5(1872)年頃までは、民営として木下直正が窯を受け継いで操業していたが、その後は自然と閉窯した。松山窯からは、大蔵清七、浜坂清五郎、北出宇与門、東野惣次郎、本谷半与門など、明治以降に独立し、活躍した窯元や名工が多く出ている。
このたび、民窯で終えた松山窯閉窯の150年という節目の年を迎えたことから、主に地元に伝世する松山窯作品を一堂に披露する特別展を企画。結果、合計211件(649点)という史上最多数の松山窯作品が集まり、この他、比較対象として同じく再興九谷の小野窯の青手作品合計8件(48点)を展示する。また今回、これまで未着手だった加賀市所蔵分の松山窯からの出土資料を整理し、その一部を紹介する。
※会期中展示替えあり

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