【詳細】佐野美術館創立55周年・三島市制80周年 記念「加守田章二 天極をさす」佐野美術館

佐野美術館創立55周年・三島市制80周年 記念「加守田章二 天極をさす」佐野美術館

名称:佐野美術館創立55周年・三島市制80周年 記念「加守田章二 天極をさす」佐野美術館
会期:2021年9月4日(土)〜10月17日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:木曜日(祝日の場合は開館)
入館料:一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
  ※9月20日(月・祝)敬老の日は65歳以上無料
  ※土曜日は小中学生無料
  ※15名以上の団体は各2割引

主催:佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、Daiichi-TV
後援:静岡県教育委員会
協賛:伊豆箱根鉄道株式会社
監修:益子陶芸美術館
制作協力:NHKエンタープライズ中部
住所:〒411-0838静岡県三島市中田町1-43
TEL:055-975-7278
URL:佐野美術館

天才的な造形力と卓越した技で近代日本陶芸史に大きな足跡を残した陶芸家、加守田章二(かもだ しょうじ)(1933 –1983)の展覧会を開催します。

炻器面瓶 1969年 益子陶芸美術館蔵  写真提供:益子陶芸美術館
炻器面瓶 1969年 益子陶芸美術館蔵  写真提供:益子陶芸美術館

加守田は大阪府岸和田市に生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で陶芸家富本憲吉(とみもと けんきち)らに師事、1959年栃木県益子に窯を開いて独立しました。同地では灰釉や鉄釉の表現を追い求め、1967年陶芸家として唯一となる高村光太郎賞を受賞しました。1969年岩手県遠野に拠点を移し、翌年「曲線彫文」シリーズを発表して陶芸界に衝撃を与え、さらにその翌年には一転して朱・緑・白といった色を用いた「彩陶」を展開、その後も作風を変化させながら精力的に作品を発表しました。

彩陶壺 1971年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館
彩陶壺 1971年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館

本展では、加守田の初期から晩年までの仕事、特に作家として飛躍した益子時代から遠野時代前期の名品を中心とする約100点を展示します。

彩色壺 1972年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館
彩色壺 1972年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館

49歳の若さでこの世を去った加守田が、「陶」という素材を用いて表現したかったものとは何だったのか。多彩な作品群の中に、加守田が目指したただ一つの「天極」を見出だすことができると考えています。

壺 1976年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館
壺 1976年 個人蔵 写真提供:益子陶芸美術館

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