名称:「文明開化のニッポン 浮世絵師が描いた明治」鹿沼市立川上澄生美術館
会期:2024年9月14日(土)~11月17日(日)
前期:2024年9月14日(土)~10月14日(月・祝)
後期:2024年10月17日(木)~11月17日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
会場:鹿沼市立川上澄生美術館 2階展示室
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、9/17(火)、9/24(火)、10/15(火)、10/16(水)、11/5(火)
入館料:
一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小・中学生100円(50円)
( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金
毎週土曜日は小・中学生無料
毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料
障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料
10/12(土)、10/13(日) は鹿沼秋まつりのため無料 、11/3(日)は文化の日のため無料
協力:東京ガス ガスミュージアム、那須野が原博物館
住所:〒322-0031栃木県鹿沼市睦町287-14
TEL:0289-62-8272
URL:鹿沼市立川上澄生美術館
幕末から明治時代にかけての錦絵(多色摺の浮世絵版画)は、開国から文明開化にいたる激動の時代を迎え、その主題も変化していきました。開港後の横浜の様子や外国人の風俗を描いた横浜絵、文明開化によって急速に西洋化する都市の風景や風俗、鉄道開業や博覧会開催の場面などを題材にした開化絵が登場し、社会情勢をいち早くとらえた作品はメディアとしての役割を果たしました。しかし、明治20年代になると、写真製版などの新しい印刷技術の登場により、情報の伝達手段としての錦絵の役割は縮小し、次第に新しいメディアへと移行していきました。社会全体が大きな転換を遂げる明治時代の錦絵は、西洋絵画の影響を受けた遠近法や写実的な描写と、欧米から輸入されたアニリン染料(合成染料)を用いた鮮やかな赤い色彩が特徴的で「赤絵」と称され、赤は文明開化を象徴する色となりました。
本展は3章構成となっており、第1章「錦絵にみる文明開化」では、明治初期の横浜絵と、明治20年代前半までの開化絵を社会や文化の流れに沿って紹介します。第2章「子どもたちのための錦絵」では、明治時代に制作されたおもちゃ絵や、子どもの教育に使用された錦絵を通じて、明治の子どもたちの遊びと学びを紹介します。そして、第3章「川上澄生と文明開化」では、明治の錦絵に影響を受けた川上澄生(1895-1972)の作品や、文明開化をテーマにした作品を紹介することで、川上澄生の着想源に迫ります。
浮世絵師が描いた錦絵によって、明治という時代の息遣いを感じていただくとともに、明治の錦絵と川上澄生作品のコラボレーションも堪能していただけます。
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