秋季展「富岡鉄斎、村上華岳から梅原龍三郎まで―近代・南画の表現―」「洋画・版画セレクション」中野美術館

浅井忠《秋郊》

名称:秋季展「富岡鉄斎、村上華岳から梅原龍三郎まで―近代・南画の表現―」「洋画・版画セレクション」中野美術館
会期:2024年9月14日(土)~2024年11月17日(日)
   前期 2024年9月14日(土) ~10月14日(月・祝)
   後期 2024年10月22日(火) ~11月17日(日)
会場:中野美術館
時間:10:00~16:00 (最終入場時間 15:45)
休館日:月曜日 
   ※但し月曜祝日は開館し、翌平日休館
観覧料:一般 600円
   シニア・大・高生 500円
   小・中生 250円
   ※シニアは65歳以上
住所:〒631-0033奈良県奈良市あやめ池南9-946-2
TEL:0742-48-1167
URL:中野美術館

村上華岳《米法山濤》
村上華岳《米法山濤》

富岡鉄斎、村上華岳から梅原龍三郎まで
-近代・南画の表現-
南画の思想は、中国の文人画の考え方に由来し、優れた絵画は、優れた精神、人格によって生み出されるというものです。知識人の教養のひとつとして愛好された南画は、幕末から明治にかけて一時流行を見せたましたが、明治半ばのフェノロサの南画批判を発端に理念は形骸化し、しだいにその輝きを失っていきます。
そんな中で、明治末から大正にかけて、若き日本画家たちに南画を再評価する動きが現れ、鉄斎に私淑した斬新で清鮮な作風の冨田渓仙や国画創作協会の異才村上華岳の山水画は、南画の正統をつぐものです。
一方、岸田劉生の日本画や須田国太郎の墨画には文人的特徴が色濃く表れ、洋画系の作家では、小杉未醒、萬鉄五郎、梅原龍三郎らが日本的洋画を模索する中で、南画的作風を示しました。
本展は、館蔵品(前後期)22点を通して近代の画家たちによる南画との関わりを探ります。
主な出品作品
富岡鉄斎《壽老人》※前期
村上華岳《米法山濤》※前項期
冨田渓仙《択雨散雲花》※前後期
小杉未醒《静意・下絵》※前期
梅原龍三郎「桜島」※前後期
洋画・版画セレクション
浅井忠、中村彝、古賀春江、須田国太郎、村山槐多、長谷川潔、駒井哲郎、恩地孝四郎などの近代を代表する洋画家・版画家による所蔵作品約30点を展示いたします。
主な出品作品
浅井忠《秋郊》※前後期
古賀春江《婦人像》※前後期
恩地孝四郎《赤い花》※前後期

小杉未醒《静意・下絵》
小杉未醒《静意・下絵》
浅井忠《秋郊》
浅井忠《秋郊》
古賀春江《婦人像》
古賀春江《婦人像》
恩地孝四郎《赤い花》
恩地孝四郎《赤い花》
富岡鉄斎《壽老人》
富岡鉄斎《壽老人》

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