名称:「田村能里子素描展ー凛とつややかにー」セイコーハウス銀座ホール
会期:2024年9月26日(木) 〜 2024年10月6日(日)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール
見つめるまなざし、しなやかな指先、美しさと力強さを湛える女性像を 描き続けている画家・田村能里子さん。
和光では2009年以来、15年ぶり3 回目の個展を開催いたします。今から55年前、異国の地インドで創作の原点ともいえる女性のモデル たちと出会い、以後シルクロ ー ドやタイなどの各地で生命感溢れる「姿」を求め、描き続けています。
今展では素描を基にして描いた「四季のミューズ」と題した4枚の壁 画の展示を中心に壁画に描かれた場面と素描との繋がりを感じ取っていただく40余点の展観です。
素描ー作ー作に宿る、凛とした中に もつややかさを湛える女神(ミューズ)たちの世界をご高覧ください。
田村能里子素描展一凛とつややかにー に寄せて
このたび、久しぶりに和光さんでの個展を開かせていただくこととなりました。
今回は初めて素描中心の展示を予定しています。絵の修行を重ねてきて60年、素描はいつも目の前にある、壁画やタブロウといった成画の土台となる大切な過程でした。もっとも全ての作品は「未完成」だとすれば、全て制作過程といえるかもしれません。
修業の終盤に差し掛かった 今、今まで描き貯めてきた「過程」を並べ℃観ていただくことで新しい対話が生まれてくるのではないか。そんな思いを込めて。
今から55年前「ひとのかたち」という造形に惹かれていた私は、初めて踏んだ異国の地インドで、その原点ともいえるような女性のモデルたちに出会いました。彼女たちの素肌、素顔、素手、素足すべてが「素のかたち」として素描したくなる魅力に溢れていました。滞在した4年間ほとんど毎日コンテを握り、帰国する頃には、画は千の桁を超える数になっていました。30年前、今度は3年間滞在したタイで女性のたおやかさに出会い、 これも今の素描に活かされています。
また今回の展観では、これらの素描を基にして描いた壁画(来年就航予定のクルーズ客船飛鳥 IIIに設置予定)全長 12メ ー トルも同時に展示し、壁画に描かれた場面と素描との結びつきを皆様に考えていただくような工夫を凝らしました。どうかお出かけついでに、お気軽に覗いてお楽しみいただければと。
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