特集展示「熊野へ―参詣と縁起―」:「紀伊山地の霊場と参詣道」國學院大學博物館

特集展示「熊野へ―参詣と縁起―」:「紀伊山地の霊場と参詣道」國學院大學博物館

名称:特集展示「熊野へ―参詣と縁起―」:「紀伊山地の霊場と参詣道」國學院大學博物館
会期:2024年10月22日(火)~12月8日(日)
会場:國學院大學博物館 神道展示室
入館料:無料
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、11月25日(月)~11月29日(金)
住所:〒150-8440東京都渋谷区東四丁目10−28 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター(AMC)地下1階
TEL:03-5466-0359
URL:國學院大學博物館

 令和6年(2024)は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されて20年にあたります。紀伊半島には、熊野三山(本宮大社・速玉大社・那智大社)や高野山、吉野・金峯山など様々な霊場があり、平安時代中期以降、上皇や貴族をはじめ多くの人々が参詣しました。
 10世紀から12世紀にかけて、日本の神祇信仰は大きく変容していきました。その中で在地の信仰の場や修行地であった熊野への信仰も形を変えていきます。熊野は仏菩薩等の浄土ともされ、三山のうち、本宮では熊野権現の本来の姿(本地)は阿弥陀如来であるとされました。人々は往生や現世利益といった願いをかなえるために、神仏に詣でたのです。このような、在地の共同体の神から、共同体に属さない人々を受け入れ、個人を救済する神への変化は、神祇に対する信仰の歴史の中でも画期であったといえるでしょう。この変化にともない、寺社・霊場の由来・霊験や参詣の様子も絵画として表現されるようになっていきます。
 本展示では「熊野那智参詣曼荼羅」をはじめ、國學院大學が所蔵する熊野参詣に関わる資料を中心に、参詣の様子をみていきます。

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