名称:企画展「水田下に沈んだ縄文時代の遺跡-新潟市江南区道正遺跡・岡崎遺跡-」新潟県埋蔵文化財センター
会期:2024年9月14日(土曜)2025年3月23日(日曜)まで
会場:新潟市文化財センター
開館時間:平日:午前9時から午後5時まで
土曜・日曜・祝日:午前10時から午後4時まで
休館日:毎週月曜日、月曜日が祝日の場合翌日、11月26日(火曜)、12月28日(土曜)から1月3日(金曜)まで、2月12日(水曜)、3月21日(金曜)
入館料:無料
住所:〒956-0845 新潟県新潟市秋葉区金津93-1
TEL:0250-25-3981
URL:新潟県埋蔵文化財センター
平成30(2018)年、江南区割野で道路建設工事に伴い、遺跡の有無を調べる試し掘りを行いました。その結果、現在の水田や畑の下の洪水堆積層から平安時代(約1200年前)や古墳時代(約1700年前)の遺物、さらにその下の砂丘砂からは縄文時代終わり頃(約3000年前)の土器や石器が大量に見つかりました。この遺跡は小字名から道正どうしょう遺跡・岡崎おかざき遺跡と名付け、令和元(2019)年から令和3(2021)年にかけて本発掘調査が行われました。
これらの遺跡は亀田砂丘の延長上にあり、この砂丘の一部が新潟平野の沈降に伴い水田下に埋没したものと推定されます。いずれの時期においても遺跡の周りには潟湖せきこや湿原が広がっていたことでしょう。砂丘では、土器の原料となる粘土や、石器の材料となる岩石などは採取できません。それらはどこから運ばれてきたのでしょうか。
今回の企画展では、縄文時代の道正遺跡と岡崎遺跡に焦点をあて、少しずつ弥生時代に近づいてゆく時期の他地域との交流や土器の変化を探ります。
なお、本企画展は文化財センター(第1会場)と史跡古津八幡山弥生の丘展示館(第2会場)との合同企画展となります。
第2会場では、鳥屋とや遺跡(北区)や大沢谷内おおさわやち遺跡(秋葉区)など道正遺跡と同じように水田の下に沈んでいた縄文時代終わり頃の遺跡をご紹介します。
主な遺跡
道正遺跡・岡崎遺跡、元屋敷遺跡・春木山遺跡(村上市教育委員会)、野地遺跡(胎内市教育委員会)、中野遺跡(新発田市教育委員会)、石船戸遺跡(阿賀野市教育委員会)、猿額遺跡(阿賀町教育委員会)、上野原遺跡(三条市教育委員会)、本ノ木遺跡(津南町教育委員会)、源太平遺跡(佐渡市教育委員会)、青田遺跡・六反田南遺跡(新潟県教育委員会)、矢津遺跡(新潟県立歴史博物館)、一人子遺跡(郡山市教育委員会)など
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