名称:「竹工芸のかたちー伝統から革新へー」さかい利晶の杜
会期:2025年1月25日(土)〜2025年3月2日(日)
会場:さかい利晶の杜
開館時間:9:00 〜 18:00
3月2日は15:00まで
休館日:2月18日は休館
入場料:一般 300円、高校生 200円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い 無料
住所:〒590-0958 大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1
TEL:072-260-4386
URL:さかい利晶の杜
竹工芸は、丈夫でしなやかな竹の特質を活かし、竹の種類や編組(へんそ)技法を変えて、様々な用途にあった「かたち」が創られてきました。
茶道具としては、わび茶を大成した千利休(1522~1591)が、花入に従来の精緻な唐物籃ではなく、漁師が使う目の粗い和物籃<魚籠(びく)>を用いたことがはじまりとされます。江戸末期には中国から伝来した煎茶道の流行により、唐物籃を写した竹工芸がつくられ、竹工芸をつくる専門の職人(籠師)が活躍していました。明治期には、文人趣味の憧憬から竹工芸を芸術作品として捉える傾向が高まり、籠師の中には自由自在に竹工芸を創作する職人もいました。堺では、前田家と田辺家の二つの大家が竹工芸家として活躍していました。
本展では、竹工芸の魅力である「かたち(造形)」に焦点を当て、竹工芸の原点である茶道具や唐物籃、さらに芸術作品としての竹工芸を紹介します。また、堺の竹工芸家の前田家と田辺家の歴代の作品をとおして、道具から美術工芸へと発展した竹工芸の流れを振り返ります。そして、世界的に活躍する四代田辺竹雲斎やその一門による作品をご覧いただくことで、継承のなかにうまれる新しい竹工芸のかたちに迫ります。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。