
名称:「ホネホネ・ワンダーランド-骨の不思議を探る-」帝京大学総合博物館
会期:2025年2月27日(木)~8月30日(土)
会場:帝京大学総合博物館
開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)
閉館日:日曜日・祝日
臨時休館日:3月1日(土) ※2025年度は随時更新予定
入館料:無料
住所:〒192-0395東京都八王子市大塚359
TEL:042-678-3675
URL:帝京大学総合博物館
普段の生活のなかで私たちがあまりその存在を意識していないものの一つに「骨」があります。骨がなくては、私たちはからだを支えて立つことも走ったり歩いたりすることもできません。それだけ骨は私たちの生活や健康にとって大切な存在なのです。健康志向の高まりやメディアにおける健康番組の普及などもあって、私たちは骨についての知見が豊かになりつつあります。骨粗しょう症などがその代表例です。また、「骨の折れる仕事」「気骨がある」等の文章表現や、黒い衣装をまとって大きな鎌を持った骸骨で死神を表すなど、私たちと骨との接点は医学以外の側面にもあるのです。
しかし、骨の誕生過程や役割、骨の病気とその治療法、はたまた骨の文化史的側面など、骨について私たちの知らないことはたくさんあります。帝京大学総合博物館開館10周年を記念した本企画展「ホネホネ・ワンダーランド-骨の不思議を探る-」は、知っているようで知らない骨の世界について、第1章「骨の起源」、第2章「骨の進化と多様性」、第3章「骨の文化史」、第4章「私たちの骨」、第5章「骨の医学と医療」の5つの切り口から取り上げたものです。恐竜や魚類の化石、帝京大学八王子キャンパスから発掘された人骨、骨の病気の治療に使われる医療器具など、普段ほとんど見る機会のない貴重な資料も展示されています。これら5つの展示内容を通して、骨の不思議さや重要性を「まるごと」知ることができます。
またこの企画展の関連イベントとして、遺跡から発掘された動物の骨が物語っていること、恐竜に代表される古生物学へのいざないなど、専門家による4つの講演会を開催予定です。さらに、ミニ化石発掘体験や手羽先を使った骨格標本の作り方など、お子さまはもちろん大人でも楽しめる骨をテーマにした工作会も実施予定です。
健康寿命 Healthy life expectancy という言葉があります。継続的な医療や介護のお世話になることなく自分の心身で生命を維持して自立した生活ができる生存期間のことです。健康寿命をのばすのに必要な要素の1つが、運動をして骨を丈夫にすることです。本企画展が皆さまの健康と健康寿命の増進に少しでも役立つことができれば幸いです。
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