「たなごころで愛でる硝子四人展」セイコーハウス銀座ホール
- 2025/6/8
- 東京
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名称:「たなごころで愛でる硝子四人展」セイコーハウス銀座ホール
会期:2025年7月3日(木) 〜 2025年7月13日(日)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

川北友果氏 蓋物 「花手水 淡葵(はなちょうず あわあおい)」 φ5.7×h3.2cm
トンボ玉 3点 φ2.4~2.5cm
古来より日本人は手のひらに収まるような小さなものを好んできたと言われています。
江戸時代から続く緻密で洒脱な意匠の根付が、現代でも熱心な愛好家のいる工芸品であることも、その一例といえるでしょう。
このたび『たなごころで愛でる』をテーマに、4人の硝子工芸作家がセイコーハウスホールに初めて集います。
日常で感じるささやかな幸せを、まるで宝物を集めるように、コアガラスやバーナーワークの技法により、かたちに表していく秋葉絢氏 。
同じくコアガラスの技法で身近な草木花をモチーフに、擦り硝子の持つ透過性、光との関係を意識した表現に取り組む川北友果氏。
元木庸子氏は、宙吹き硝子にサンドブラストで絵柄を彫った後、エナメル彩を幾重にも重ね奥行きのある彩り豊かな世界を創作しています。
身近な動植物たちの「生」への静かな執念に惹きつけられるという山崎葉氏。自身で吹いた透明な硝子にエナメル彩で心が動いた瞬間を描き留めます。
4人のメンバーを代表して川北氏にお話を伺いました。
「溶けた硝子を初めて操った時の感動は、30年が過ぎた今でも色褪せず、日々の糧となっています。硝子棒を通して伝わってくる、溶けた硝子のしなやかな柔らかさ。その原体験は、現在生み出す作品にも息づいています。その気持ちは、他の3人も同じだと思います」。
今展では、蓋物、うつわ、オブジェ、帯留め、トンボ玉など、それぞれの想いが込められた、掌中に収まる美しくて愛らしい作品たちが一堂に会します。
季節のうつろいや生き物たちが見せる一瞬の生命の煌めきを硝子の小宇宙に創造していく4人の作家たち。
きっと、みなさまの日々の暮らしに華を添える小さな宝物と出合える機会となるでしょう。



帯留「ミニトマト(花)」3.6×4.2×h2.2cm
帯留「ミニトマト(実)」3.3×3.4×h1.8cm








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